萌芽期を迎えたLMS 〜SS研 LMS研究WGの成果から〜

大阪経済大学 家本 修


[アブストラクト]
LMSは現在、オープンソース化されたものが多く出現し始めている。これらは個々の機能も豊富で甲乙も付け難い。利用者はそのトータルコスト、そして管理の合理性、あるいはコンテンツ作成の簡便性によってLMSを選択する等、まさにLMSの第2次萌芽期を意識させられる状況である。しかし、多くの教育関係者はこれらLMSが教育に充分なものであるとの認識には引っ掛かりを持っている。それはLMSを本来の教育ツールと考えれば、・・・その教育方法も支援し、実現していく必要があるからである。その意味では、LMSは今後、様々な機能を組み合わせることで、独自の合理的かつ機能的な教育方法を実現させようとしている教育者にとって大いなる武器になろう。この基本となるLMSを検討したい。


[キーワード]
LMS、教育方法、教育支援、萌芽期、合理性