大学などの高等教育機関の遠隔講義では、WBTの試験機能などを用い単位認定についても対面授業と同様に行う例が増えてきている。しかし、その受講生を特定するための個人認証の手法は旧来からのID-Passwordによる認証が一般的であり、「なりすまし」による不正認証を防ぐことは困難である。ここでは、ID-Passwordによる認証に、個人所有の携帯電話を認証トークンとして利用した物理認証を組み合わせることによって認証精度を向上させ、遠隔授業によっても受講生が本人であることを特定する手法について考察する。 |
個人認証、携帯電話、遠隔授業、WBT、二要素認証 |