こんばんは、金澤でございます。
総会の最初にも申し上げましたが、風邪のためだんだん声が出づらくなってきておりますので、短い挨拶で申し訳ございませんが、ご挨拶をさせていただきます。
総会議案書の表紙を見ていただくとお分かりのように、本日は第29回通常総会であり、SS研が設立して丸28年経ち29年目に入ったということになります。あと1年経ちますと2008年5月の総会はちょうど30周年になります。そこで、記念行事を行う予定で、本日選出されました、副会長の松澤先生を中心に、30周年記念の行事をどのように行っていくかを決めてまいります。先ほどの特別講演にもございましたし、招待講演もある意味ではそうかもしれませんが、30年近く前SS研が出来た頃に我々が使っていた計算機がどんなものであったか、と思い起こしますと、現在の1チップはその頃の計算機数万CPU分に該当するのではないかという気がいたします。しかしながら、その頃と比べて使い方がどのくらい便利になったかと考えますと、頭の中で描いただけでプログラムを作ってくれるようになったわけではありませんし、プログラムを間違って書けば、間違った通りに動いてくれますし、全然変わった訳ではないのではないかと思います。より便利な計算機を実現するためには、本日の招待講演にもございましたように、決して、一方の知恵だけではなく、使う側の知恵、作る側の知恵、両方が上手く連携して、はじめて新しい高度な計算機の利用が出来ていくのではないかと思っております。多分、それがSS研を作られた先輩方の考え方であったのではないかと思います。
来年の30周年を一つの節目として、次の40周年に向けた新たな10年のスタートがきれるよう、ぜひとも30周年記念の企画を素晴らしいものにしていきたいと思っております。会員の皆さんもぜひ、ご協力いただき、また賛助会員の富士通さんも、われわれSS研の活動を助けていただければと思います。簡単ですが、お願いをして私の挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。(拍手)