会長 永安正彦(宇宙航空研究開発機構総合技術研究本部)
ご紹介頂きました永安です。懇親会を始めるに当たりまして一言ご挨拶させて頂 きます。本日はお忙しいところSS研第27回総会に多数ご参加頂き有り難うございます。おかげさまで今年も総会を成功裏に開催することが出来まして喜ばし く思っております。この一年間SS研の活動に取り組んでこられた会員の皆様、また本日WG報告、特別報告をして頂いた方々をはじめ準備に当たられた皆様のご 尽力に感謝申し上げます。
世の中は、国際的には原油価格の高騰やアジア隣国との緊張関係など国際的不安定要因も抱えております。国内でも、郵政民営化や年金問題等出口を探してい る状況であります。 一方国立研究所及び大学の独立行政法人化が進み、我々の回りの動きも大きく変化してきております。企業業績も持ち直して来ているよう で、最近メディアにもしきりに報道されております。16年度の話題としては、ソフトバンクのホークス、楽天のイーグルスの立ち上げ、ライブドアのメディア 参入等ネット企業の活発な動きがありました。規制緩和の進む中で、他の分野でも是非とも同じように元気に展開して貰いたいものと期待致します。また、スパ コン分野では、米国ブルージーンが地球シミュレーターを抜いたということがありました。我が国も、第3次科学技術基本計画に向けてペタコンピュータ計画の 検討が進められて居るようです。計算機システム及びアプリケーションの両分野で、引き続き世界トップレベルの技術力を維持していきたいものと思います。
SS研活動としましては、平成16年度は、分科会及びWG活動の成果を着実に積み重ねるとともに、新規WGの年度途中での立ち上げ、外部との交流の積極化を 目指して3つのオープンフォーラムを開催したり、会員拡大や若手の参画による活性化を図るなど、あらたな取り組みを進めて来ました。17年度はこれらSS 研の成果をさらに有効に活用されるよう取り組んでいきたいと思います。
最後になりましたが、賛助会員の富士通さんも体質強化とグローバルビジネス展開に取り組んで来ておられて、着々と成果をあげられて居られるようです。 17年度は更なる飛躍を期待しております。
本懇親会は会員相互の貴重な交流の場でございますので、大いに意見交換をして頂き、今後の取り組みの糧として頂ければ幸いであります。簡単ではあります が、これをもちましてご挨拶とさせて頂きます。(拍手)