副会長 金澤正憲(京都大学学術情報メディアセンター)
京都大学の金澤でございます。
副会長だからということではなくて、この挨拶は役員が順番で担当するようになっております。
今日は第26回通常総会に沢山の方にご参加いただきましてありがとうございました。先ほどから何をお話しようかと考えておりました。やはり我々としましては、4月から大学法人になったということが一番大きいと思います。これで大学が良いようになるか悪いようになるか分かりませんが、とにかく変わったということであります。これをもって良い方に変わっていかなければならないと思っています。これでひとつ実感したことがございます。今までになかった中期目標を立てさせられました。できるかどうか分からないようなものを立てろということでございます。確か4〜5年前でしたか、もう少し前だったかもしれません。富士通の方が何か自己目標を作り、それを達成しなければならないと悩んでおられたのが今頃になって、本当にその悩みが良く分かりました。大きな目標を立てると当然のことながら達成できませんし、小さな目標を立てると「何だ!おまえ」と言われるのが、非常に悩みどころだと思います。そういうこともあり、今は教員、職員も非常に忙しくなってまいりました。
そこでも うひとつ感じたことがあります。とてもじゃないですけれど忙しいので、教員と職員との間であまり話をすることがなくなったのです。昔の10年前の良き時代というのは、6時、あるいは7時くらいになりますと、事務室にフラフラと立ち寄って、「どうですか?」といって、うだうだと世間話するのですが、結局は仕事の話をしておりました。そのようなときですので、お互いにこのようなことをやろうではないか、あのようなことではまずいのではないかといろいろな意見がでてきたのです。ところが最近は時間がありません。滅多に会うこともありません。それではどのようなときに会うかといいますと、文句があるときなのです。そうしますと、どうしてもケンカするときにしか顔を合わさないという最悪の状態になっております。
私どもではベクトル計算機から並列計算機にかえて、非常に使い勝手が変わりました。変わったということだけでもストレスなのです。だけど、それをより上手く使っていくためには、私ども大学の人間と作っていただいたメーカの方の両方で協力をしていかなければなりません。私たちは今日のような機会をもって、何もないときにメーカの人とお話をすることが非常に大事ではないかと思っております(笑)。そのようなことに少しでもSS研が協力することができたら、非常にうれしくと思っております。
是非これからも何もないときに、富士通の方と会員の皆さんとが会える場所を沢山作っていきたいと思っておりますので、皆さん、ご協力の方を宜しくお願いいたしたいと思います。つまらない話をしましたが、これでもって、中締めとさせていただきたいと思います。まだ時間が残っていると思いますので、どうぞごゆるりと楽しい会話をしていただきたいと思います。どうもありがとうございました。(拍手)