明治大学 阪井 和男
明治大学の阪井と申します。 皆様より一足先に卒業させて頂きますが、2年間幹事をさせて頂きました。 いろいろと刺激があって面白かったのでありますが、 今日も研究の話が大変面白くて、今日のナノテクの話は、 ぜひ資料が欲しいなと思っております。 非常によく出来たプレゼンテーションで、印象が非常に強烈で、 よくまとまっていました。 ああいう話をよくうまくまとめたなあ、と非常に感心して聞いておりました。
あの中に量子コンピュータの話も出てきておりましたが、 私も物理の出身ですので、現在研究の分野としては、 量子コンピュータも少しやっております。 それと同時に経済学と両方二股をかけてやっております。 組織の企業活動における戦略コードの組織モデルをカオスで作ったというのが、 一番最近のものですので、なんせ、毛色がかなり変わっております。 さらに、私の現在の所属は法学部ということで、人になかなか説明できない。 SS研にいても、研究分野としては非常にオーバーラップが少ないものですから、 しばらく身を引いて、研究三昧の時間を与えて頂きたいというのが、 今回の退任の主な理由です。
今日の総会を見てて面白いなと思った点が2つございます。 1つは、今言ったナノテクの話。 希望をもたせてもらえるような技術の非常にインパクトのある話を、 非常に上手にプレゼンテーションされたという話が1つ。 もうひとつは、姫野先生がやられておられたPCクラスタの活動形態。 非常にオープンな形での活動を、 その位置付けの中で非常に具体的な形で推進されてこられた。 これらの2つは非常にこれからのSS研の方向性を象徴するような話ではないかなと、 思っておりまして、今後皆様のご活躍を、ちょっと身を引きまして、 これから大いに期待したいと思っております。
それでは、ご発声をお願い致します。 サイエンティフィック・システム研究会の今後の発展を祈念致しまして、乾杯。 (拍手)