日時 | 2018年9月3日(月) 10:30-16:35 |
---|---|
場所 | 汐留シティセンター 6階 富士通株式会社 プレゼンテーションルーム |
参加対象 | SS研会員に限らず、どなたでも参加可能 |
参加費 | フォーラム:無料 / 立食ランチ会:参加費 500円(当日お支払い) |
参加申込み |
開催済
|
その他 | 本フォーラム以外にも以下のオープンフォーラムを開催します。是非ご参加ください。 |
ICTを活用した大学での教育環境として、LMSの普及が進んでおり、学生PCのBYOD化の潮流とも合わせて、教室内外においてどのような教育学習活動をICTで支援していくのかが問われるようになってきている。また、LMSなどの利用が増えれば、ネットワーク上に集約される学習記録データもそれに連れて増大する。それを活用して学習効果をあげようとするならば振り出しに戻って、ICTを活用した教育環境の設計の巧みさが重要な条件となってくるだろう。
そのような状況の中、教育環境分科会では昨年度に引き続き本年度のテーマを「学習者と教授者を支える教育環境」とし、学生と教員の双方にとって価値ある教育学習環境、またその中で展開されるであろう教育内容について取り扱っていく。
本フォーラムでは、サブテーマを「アクティブラーニングの光と影」とする。現在標準的な授業オプションの一つとみなされるアクティブラーニングの評価方法を再び見直し、より実質的な導入に繋がるような議論を行いたい。
10:00- | 受付 |
---|---|
Session1 [司会]松葉 龍一 (熊本大学) | |
10:30-10:35 |
開催趣旨説明
隅谷 孝洋 (広島大学)
|
10:35-11:35 講演 50分 Q&A 10分 |
講演
アクティブラーニングの失敗事例 -教育現場が抱える問題とその解決に向けて-
亀倉 正彦 (名古屋商科大学) プロフィール
アクティブラーニング(Active Learning; AL)で大事なことは、学生が学びをする上での「主体性」「学びの深まり」「教員の環境づくり」の3点に要約されます。ALが上手くいかないことは、すなわちこれらのうちの一つまたは複数に不備があることを意味します。本講演では、こうした諸問題を発生させる要因を体系的に整理して示すとともに、教育現場に対して行った最新の調査結果も援用しつつ、その解決策に向けてのヒントを提示します。
アクティブラーナー, グループ活動, 活動の評価, ALの教育環境, SCP(構造-行動-成果)
プレゼン資料(最終版)[2.6MB]
|
11:35-13:00 |
休憩・立食ランチ会(85分)
立食形式のランチ会を会場後方で開催します。お気軽にご参加下さい。(参加費:500円)
|
13:00-13:30 報告 20分 Q&A 10分 |
WG報告
「LAを利用した教育・学習効果の向上WG」報告
隅谷 孝洋 (広島大学) プロフィール
LAを利用した教育・学習効果の向上WGでは、2年間にわたり活動を行い、WGメンバーの所属大学を中心に、大学における教学IR(Institutional Research)を含むLearning Analytics(LA)の取組内容を調査して参りました。その活動報告として、調査を行った事例のみならず、LA導入の考え方、データ収集方法のカタログ化と分析方法、実施時の課題、データに基づいた教育改革の今後の展望等についてまとめた報告書を作成しましたので、今回、その要旨を報告させていただきます。
Learning Analytics, Institutional Research, LA事例, LAポリシー, LA展望
プレゼン資料(最終版)[747KB]
|
13:30-14:30 講演 50分 Q&A 10分 |
講演
PBL型ワークショップの実践報告
長尾 徹 (千葉工業大学) プロフィール
新時代のエンジニアには、工学専門領域の視点だけではなく多面的・多角的に課題を捉え、ステークフォルダーと共創しながら革新的な価値を実現することが求められることになる。そのためアクティブラーニングを推進し企業・他教育機関などと実践的なデザインプロジェクト活動を行なっている。ここではPBL型WSとオンライン上での情報共有・振り返りを行うなど新たなデザイン教育への取り組みの実践事例を紹介する。
アクティブラーニング, PBL, ワークショップ, グループワーク, オンライン
プレゼン資料(最終版)[5.8MB]
|
14:30-15:00 | 休憩・パネルディスカッション準備(30分) |
15:00-16:30 90分 |
パネルディスカッション
アクティブラーニングの光と影
|
16:30-16:35 |
閉会挨拶
中西 通雄 (大阪工業大学)
|