日時 | 2015年10月28日(水) 分科会 13:30-17:45/懇談会 18:05-20:00 |
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場所 |
ホテルオークラ神戸 ※宿泊の手配は各自でお願いします。事務局での代行手配は行いません(講演者/企画委員を除く)。 |
参加対象 | SS研、IS研、CS研 会員機関にご所属の方 |
定員 | 120名(予定) |
参加費 | 分科会:無料 / 懇談会:\500(当日お支払い) |
参加申込み |
開催済 |
その他 | 本会合は、2015年度秋イベント(10月28日:教育環境分科会+科学技術計算分科会、10月29日-30日:合同分科会)の一部です。 |
計算を主要な研究手段とする計算科学は、HPCの発展とともに新しい時代を迎えつつあります。コンピュータ技術の進展により、2020年代にはエクサスケールが実現すると考えられます。エクサスケールはペタスケールの単なる量的拡大ではありません。一つは Big Data と Extreme Computing との合流があります。そのため、データを蓄える記憶システムにも新しい構造が必要です。また計算技術の面でも、エネルギーの壁、メモリの壁、プログラミングの壁、故障の壁など多くの課題があります。これらを解決するグランドデザインは可能なのでしょうか。恒例の夜の懇談会では、汎用プロセッサを越える専用機やアクセラレータの可能性について賛否両面から熱く語っていただきます。
13:00- | 受付 |
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Session1 [司会]庄司 文由 (理化学研究所) | |
13:30-13:35 |
開催趣旨説明
小柳 義夫 (神戸大学)
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13:35-14:25 講演 40分 Q&A 10分 |
講演
「ビッグデータ同化」でゲリラ豪雨に挑む
三好 建正 (理化学研究所) プロフィール
データ同化は、シミュレーションと実測データを結びつけ、数値天気予報の精度を左右する重要な役割を果たす。シミュレーションは大規模化し、センサー技術は進化し続ける。これらの「ビッグシミュレーション」と「ビッグデータ」を同時に扱う「ビッグデータ同化」により、現実に起こる突発的なゲリラ豪雨を100mメッシュで忠実にシミュレーションし、30分前にピンポイントに予測することを目指す。この研究の最新の成果と将来展望を紹介する。
数値天気予報, データ同化, ビッグデータ, ゲリラ豪雨, 大規模計算科学
要旨(最終版)[195KB]
プレゼン資料(最終版)[6.0MB]
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14:25-15:15 講演 40分 Q&A 10分 |
講演
FLAGSHIP2020プロジェクトとエクサスケールに向けたプログラミングモデルの課題
佐藤 三久 (理化学研究所) プロフィール
FLAGSHIP2020プロジェクトにおいて、京の次のフラグシップシステム、ポスト京の開発を進めている。ポスト京の開発においてはコデザインが一つのキーワードになっているが、開発におけるコデザインの取り組みについて紹介するとともに、これからのエクサスケールに向かう大規模HPCシステムの性能を引き出し活用するためのプログラミングモデルの課題について議論する。
FLAGSHIP2020プロジェクト, ポスト京, コデザイン, エクサスケールコンピューティング, プログラミングモデル
プレゼン資料(10/13版)[2.4MB]
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15:15-15:30 | 休憩(15分) |
Session2 [司会]高木 亮治 (宇宙航空研究開発機構) | |
15:30-16:10 報告 30分 Q&A 10分 |
WG報告
ファイルI/Oの分析と改善 〜ファイルシステム利用技術WG成果報告〜
藤田 直行 (宇宙航空研究開発機構) プロフィール
2015年2月に2年半にわたる活動を完了したWGの活動報告を行う。観測機器や計測機器の高精度化、及び計算機処理性能の飛躍的な向上に伴い、格納されたデータをより高速・効率的に活用することが求められている。WGでは、会員各機関のファイルシステム上におけるアプリケーションのI/O特性の測定を行うと共に、アプリケーションのI/O性能向上を図るために必要なモニタリング方法・チューニング指針等を4つのステップに分けて整理し、実際に適用した。また、I/Oの詳細分析を行うシステムコール分析ツール「IO-Dock」を作成し分析に活用した。
ファイルシステム, ストレージ, I/O性能, チューニング, モニタリング
論文(最終版)[929KB]
プレゼン資料(最終版)[2.5MB]
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16:10-16:50 講演 30分 Q&A 10分 |
講演
アプリケーション性能によるPRIMEHPC FX100の評価
三吉 郁夫 (富士通(株)) プロフィール
PRIMEHPC FX100は同FX10の後継機として開発され、京コンピュータおよびFX10との互換性/連続性を保ちつつ、性能強化された最新CPU SPARC64 XIfx、高バンド幅メモリHMC、およびバンド幅強化されたTofuインターコネクト2を搭載している。2015年度に入り複数のサイトで一般運用が始まったFX100について、本発表では主にアプリケーションレベルの性能を評価する。
PRIMEHPC FX100, SPARC64 XIfx, HPC-ACE2, アシスタントコア, 性能評価
プレゼン資料(最終版)[1.3MB]
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16:50-17:40 説明 20分 意見交換 30分 |
タスクフォース意見交換
タスクフォース「今後のHPC利用環境のグランドデザイン」提言に関する意見交換
村上 和彰 (九州大学) プロフィール
本会「今後のHPC利用環境のグランドデザイン」TFでは、今後の我が国のHPC利用環境の在り方=グランドデザインを提言すべく、主としてユーザ目線で議論してきた。その骨子は3つ:(1)HPCI全体最適化、(2)アプリ開発の負のスパイラルからの脱却、(3)ユーザの利便性を第一に考えた組織再編。本原案を当分科会で提示し、意見交換させて頂きたい。その内容を提言に反映し、今後、文部科学省、HPCコンソーシアム等の関係諸機関に提示していく。
HPCI, 京/ポスト京, 情報基盤センター, クラウド, 産業利用
プレゼン資料(最終版)[3.2MB]
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17:40-17:45 |
閉会挨拶
田中 輝雄 (工学院大学)
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17:45-18:05 | 休憩(20分) |
18:05-20:00 |
懇談会
専用機、アクセラレータに未来はあるのか?
モデレータ:
姫野 龍太郎 (理化学研究所) パネリスト: 黒川 原佳 (理化学研究所) 下川辺 隆史 (東京工業大学) 牧野 淳一郎 (理化学研究所) 安島 雄一郎 (富士通株式会社) |