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第36回通常総会 開会挨拶

会長 村上 和彰(九州大学)

こんにちは。本日は多数の方々にお集まりいただきまして、どうもありがとうございます。2013年度に新たに会員になられた皆様も、お忙しい中ご参加いただきまして、本当にありがとうございます。

第36回総会ということでSS研は36歳となり、新たな挑戦を進めているフェーズにございます。
活動方針の1つ目は「会員のための活動」で、これは会の発足時からある基本となる方針です。これに加えここ数年は更にスコープを広げており、2つ目の方針として「わが国全体の研究および教育に資する活動」を掲げております。そして3つ目は「科学技術全般の向上に貢献する活動」です。会員の皆様の日々の研究・教育活動はまさしく科学技術全般の向上に繋がっていると思いますが、SS研としてもいろいろな活動を通じてこれらの目的に資することをやっていこうとしております。のちほど総会議事の中で詳細をご紹介させていただきます。

さて、このような背景も踏まえまして、今回の招待講演についても厳選したものになっております。
まずはJAXAの森田先生に、イプシロンロケットのお話をいただきます。最近、映画「ゼロ・グラビティ」を見て知ったのですが、いま宇宙はゴミだらけなのですね。その中を縫ってロケットを打ち上げるのも一つの挑戦だと思いました。SS研ではこれまでいろいろなご講演をいただきましたが、やはり宇宙の話題は夢が広がりますし、聞いた後に爽快感が残ります。

もうひとつの招待講演は、統計数理研究所の樋口先生からビッグデータのお話をいただきます。昨年度の総会でもビッグデータというキーワードでNIIの喜連川先生にご講演いただきましたが、樋口様には"人材育成"に焦点をあててご講演いただくことになっております。
我々がSS研に参加する目的は、研究・教育・業務とITとの関わりでいろいろな情報を求めて、あるいはベンダーである富士通に対して要望をあげて、より良い研究・教育・業務とITとの接点を作っていこうということです。ただ、これまでのIT化はどちらかと言うと、コスト削減や効率向上という面が強かったと思います。これがビッグデータとなりますと、これまでのITとの関わりとは違う様相を呈していると思います。
ビッグデータアプリケーションによる新たな価値の創造が提言されており、我々の機関で新たな価値を作っていくためには、絶対にやらなくてはいけないアプリケーションだと認識しております。企業にとっては、価値創造はそのままマーケットの創造に繋がるわけで、今後の生き残りをかけては、ビッグデータアプリケーション、ビッグデータアナリシスは、ある意味では生命線を握っている技術だと思っています。そういう意味でビッグデータを見ますと、そこに関わる人材がいかに重要かということを認識する次第です。そのために統数研で取り組まれている活動について今回ご紹介いただけるものと期待しております。

本日は懇親会まで含めて長丁場ではございますが、年に一度、SS研の活動を振り返り、そして将来に向かってどのように活動していくかを議論する非常に重要な場でございますので、皆様の知恵をいろいろと出していただければと思います。本日はどうぞよろしくお願いいたします。(拍手)

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