本日は午後半日、SS研通常総会へのご出席お疲れ様でした。多数の会員の皆様にお集まりいただき、無事2012年度活動実績、2013年度活動計画が承認された旨、先ほど事務局より報告を受けました。また特別報告として、喜連川先生にはお忙しい中、ビッグデータという昨今の市場のキーワードをつかった大変面白いご講演をいただき、誠にありがとうございます。
SS研はテクノロジーをベースにする富士通にとって大変重要な研究会であり、大学や研究機関をはじめとする会員の皆様との35年間にわたる信頼関係やコラボレーションは私たちの大きな価値だと考えています。最近のメディア報道で申し上げると、特にここにいらっしゃる皆様方にとっては文科省がエクサスケールマシンの開発を表明したことが大きいのではないかと思います。これは富士通にとってもビッグニュースであり、我々も新たな旅立ちに向けての覚悟を固めているところです。SS研での活動をはじめ、おかげさまでスパコンの分野は、従来、科学技術計算という一部の人たちの特殊な領域という認識だったところから、「京」を境に世間の見る目がかわり始め、現在では、スパコンは社会課題に対しての解決策を生み出すものではないか、そしてスパコンの性能そのものがある意味での国力のひとつではないかというところまで機運が高まっています。
こうした背景を受けて、エクサスケールについては我々もその覚悟で臨みたいと考えていますし、そのためには皆様方からの様々なサポートを賜らなければ、富士通だけではこのエクサスケールは実現できないものと考えています。今後もSS研を中心として皆様方からのアドバイスを賜りながら取り組んでまいります。会員の皆様方におかれましては、このSS研の場をご活用いただくことで、日本の新たなイノベーションの風をおこしていただければ幸いです。富士通もイノベーションに向かって積極的にチャレンジしてまいりますので、今後ともご指導のほど宜しくお願いします。