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[科学技術計算分科会代表報告]東日本大震災における情報の把握/伝達/分析の実際と課題

講演者

富山大学 人間発達科学部 人間環境システム学科 准教授
科学技術社会コミュニケーション研究室

林 衛

略歴

1985年 4月 東京都渋谷区役所 勤務
1994年 4月 (株)岩波書店 勤務
2001年 8月 (株)ユニバーサルデザイン総合研究所 主席研究員・科学技術広報担当
2002年10月 (株)ユニバーサルデザイン総合研究所 客員研究員
2004年 7月 月刊『バイオニクス』誌(オーム社刊)ニュース・エディター
            (2006年3月まで)
2005年 5月 東京大学 教養学部教養教育開発機構サイエンスラボ 特任助教授
2006年 4月 東京大学 教養学部教養教育開発機構サイエンスラボ 客員助教授
2006年 4月 富山大学 人間発達科学部助教授(科学技術社会コミュニケーション論)

研究分野、研究テーマ

科学コミュニケーション,科学ジャーナリズム論,理科教育

NPO活動

・2002年12月 NPO法人理科カリキュラムを考える会 理事
・2002年12月 NPO法人東京いのちのポータルサイト 理事
・2003年 7月 NPO法人サイエンス・コミュニケーション 理事(副代表理事)
・2005年 9月 同NPO法人サイエンス・コミュニケーション 顧問
・2005年 4月 NPO法人市民科学研究室 監事

その他

 高卒後就職した公務員時代に,業務としての広報活動を体験。

 1994年,大学院修了後に岩波書店に入社し,科学雑誌の編集者として本格的にジャーナリズム・広報活動に従事しました。少数精鋭の編集部であったため,物理学はもちろんのこと,地球科学,脳科学,進化生態学,人類考古学,ゲノム科学,環境科学,科学教育など,さまざまな分野の特集や論文の編集を経験することができました。雑誌『科学』編集部7年のあいだに,編集や内容面の工夫に加え,自ら『科学』WEBページを立ち上げるなどの宣伝・営業努力をおこない,20年ぶりに部数上昇を実現することができました。その流れを決定的にした最後の特集は『最高エネルギー宇宙線をとらえる』(2001年2月号)+旧石器発掘捏造検証小特集です。

 『科学』編集部時代の1996年,日本地震学会に新設された広報委員就任,広報紙や市民に開かれた公開のメーリングリスト立ち上げと運営に協力しました。

 2001年夏に岩波書店から科学技術系のシンクタンクに移籍。NPO(特定非営利活動法人)「ウェアラブル環境情報ネット推進機構」が創刊した科学技術雑誌『Nature Interface』,富士総合研究所(現みずほ情報総研)の新科学技術広報誌『Meme』の編集・執筆を業務の一つとしました。

 2002年秋からは,独立した科学ジャーナリストとして,シンクタンク以来の『Meme』そのほかの,取材・執筆に加え,編集者として科学教育,サイエンス・コミュニケーションをテーマとした≪ガリレオ・サイエンスシリーズ≫刊行。映像やシミュレーションを取り入れたデジタル科学教材を企画・制作。2004年11月創刊の月刊科学技術雑誌『バイオニクス』誌ニュース・エディター。

 また,2002年11月には,ブラジルで開かれた第3回科学ジャーナリスト世界会議に日本代表の一人として参加。各国で盛んにおこなわれているサイエンス・コミュニケーションや科学ジャーナリスト養成・教育,ジャーナリスト・コミュニケーター・研究者間の人材交流の情報を収集し,科学ジャーナリズムだけでなく,科学教育を含む,サイエンス・コミュニケーション全体を活発化することの必要性を痛感。各地でサイエンス・コミュニケーションコース開設などの実践・研究活動を計画・実行(その後,全国に普及。林の旗振りの100倍以上の追い風が吹いた)。

 サイエンス・ライティング講座をきっかけに制作したドキュメンタリー映画『よみがえる京大サイクロトロン』(企画・監修:林 衛/制作・監督:中尾麻伊香監督2008年作品)が,第51科学技術映像祭部門優秀賞(ポピュラーサイエンス部門2009年4月)受賞。

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