おはようございます。本日は、日本晴れというか清々しい青空になりまして、自然の恵み・慈しみを感じます。しかし、時・所変われば、自然はその厳しさ・凄まじさを我々にみせつけることがございます。言わずもがなではありますが、2011年は様々な自然災害を被った年ではないかと思います。地震、津波、台風、現時点でもタイにおいては洪水の影響が出ているところでございます。災害には自然災害だけでなく、人間が及ぼす災害もございます。現在も進行中ですけれども、福島の原発もその一つでありますし、経済界、ヨーロッパにおいて問題になっている金融危機というのもやはり人間が引き起こした災害ではないか、と思います。
そうした災害、暗いニュースではございましたけれど、2011年には明るいニュースもございました。皆様ご存知の通り、我々SS研の会員の皆様が使っているコンピュータの親玉、親分的な存在であります「京」が今年6月のTOP500の1位になりましたし、また次の発表でもおそらく1位を守ることができるのではないかと期待しております。
今回の合同分科会、自然災害および人間が引き起こす災害を克服すべくICT技術、その中核となりますコンピュータ、スーパーコンピュータ等に関する様々なお話が伺えると思っております。
今回の素晴らしい企画を立案してくださいました企画委員の皆様、お忙しい中神戸までお越し頂きました講演者の皆様に心より感謝申し上げます。
今回の合同分科会の成果が皆様の今後の活動に役に立つように、さらには我々の属するコミュニティの発展に寄与するように祈念して開会の挨拶に代えさせて頂きたいと思います。
本日、明日宜しくお願い致します。(拍手)