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会長あいさつ

村上 和彰 (九州大学情報基盤研究開発センター)

おはようございます。本日は朝早くからお集まりいただき、どうもありがとうございます。

2009年度の待ちに待った合同分科会を、これから1日半に渡り開催いたします。今年度のテーマは「エコロジー」で、昨年度は「イノベーション」でした。毎回タイムリーなテーマを選んでいただいております合同分科会の企画委員の皆様に、まずはお礼を申し上げたいと思います。この後、大石先生から今回の開催趣旨の説明がございますので、なぜエコロジーなのかということは大石先生に譲りたいと思います。

SS研の会員の皆様のこの2週間くらいの大きな話題の一つに、11月13日に行なわれました行政刷新会議の事業仕分けがあるかと思います。ご承知の通り、次世代スパコンの開発につきまして事実上の凍結に近い判定が下されたわけでございます。これに対して、皆様の周りでも色々な動きがあるかと思います。私が予想していた以上に仕分け結果への反対に向けて色々な動きが起こっていることに、ある意味安堵感というか喜びを感じております。このSS研もやはりスーパーコンピュータに関係しているユーザの集まりであり、中には開発をやられている方もいらっしゃるわけですから、SS研としても遅ればせながらではございますが、何らかの活動を起こすべきであろうと考え、実はこの2週間色々と準備をしておりました。そして、明日の分科会の閉会の時に、SS研としての声明文について皆様にお諮りしたいというふうに考えております。是非最後までお残りいただきまして、声明文についてご意見をいただければと思います。あるいは、本日夜の懇談会の場でも色々とご意見をいただければと考えております。

事業仕分けでございますが、この数日の動きを見ておりますと、逆に災いではなく幸いしたのかなと思うような追い風が吹いているようにも思います。我々としましては、最初マイナス方向に働いていた動きをプラス方向に転ずるような活動をやっていきたいと思っております。もうちょっと考えますと、今回のような事業仕分け結果になった1つの要因といたしましては、やはりスーパーコンピュータの利活用に関する成果がやはり見えづらかったのではないかと思います。一般の国民の方々といいますか仕分け人の方々もそうですが、やはりスーパーコンピュ−タの成果が、どういうふうに我々の生活、産業、経済あるいは教育等に活かされているかということについて、十分な説明責任が果たされていなかったのではないかと反省しております。反省すべきは反省し、SS研の活動に取り入れていきたいと考えております。

先ほど申しましたとおり、明日閉会のときにSS研としての声明文を発表し、参加者の皆様のご賛同が得られればと考えております。

それではここでマイクを大石先生に譲ります。本日、それから明日と皆様の積極的なご議論をよろしくお願いいたします。

本日はどうもありがとうございました。(拍手)

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