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開催趣旨挨拶


岡村 耕二 (九州大学情報基盤研究開発センター)

 皆さま、こんにちは。

 私はシステム技術分科会のとりまとめをしております九州大学の岡村でございます。本日はよろしくお願いいたします。それでは、2007年度第2回目のシステム技術分科会を開催したいと思います。

 先ず最初に、本日はサーバの仮想化技術に着目して、これについてご講演をいただくことになっておりますが、何故このようなテーマを選定したか、そして本日はどのようなお話をいただけるのかについて、簡単にご説明していきたいと思います。

 サーバの仮想化について、何故着目するようになったかと言いますと、最近、システム技術分科会ではセキュリティに関するテーマを取り上げてきたかと思います。その中で情報漏洩を防ぐためにシンクライアントのお話もありました。このシンクライアント技術と似たような技術ということで、コンピュータの仮想化、あるいはエミュレーション技術も出てきているというとこで、今回はプライバシーの情報漏洩に取り組むということではなく、仮想化技術そのものについて、お話を伺う機会を得ようということでした。仮想化されたサーバをセンターで運用する機会も増えてくると思いますので、仮想化とは何かということをよく勉強する、あるいは既に運用されている事例をお聞きして、本日はいろいろ参考にしたいと思っております。

 本日のご講演ですが、最初に仮想化の技術的なお話を富士通の松本さま、産業技術総合研究所の須崎さま、休憩の後に、農林水産省の江口さま、東京電機大学の橋本さまに実際の運用を通じたご経験や実際の運用について、いろいろお話をお聞きしてみたいと思っております。

 皆さまは現在、年度末で大変お忙しいと思います。折角、参加していただいたのですから、本日は是非いろいろ質問していただいて、仮想化についてご理解して帰っていただきたいと思います。

 本日はよろしくお願いいたします。(拍手)


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