昨年度から開始した次世代スーパーコンピュータ開発プロジェクトは2年目を迎えた。昨年度、日本の主だったHPC応用分野の研究者技術者に扱って頂き、検討を行い、21本のベンチマークコード集(NextBMT)を作成した。更に、この中から大規模並列に対応した7本のコードを抜き出し、PetaScaleBMTを作成した。これらのベンチマーク集を使って性能推定を行い、基本的なアーキテクチャーをまとめた。今年度はこの基本アーキテクチャーに沿って、富士通・NEC・日立三社が協力し、詳細設計段階に進んでいる。
応用ソフトウェアに関しては、グランドチャレンジ問題としてナノサイエンスとライフサイエンスの二つの領域が設定され、ナノに関してはNAREGIから引き続き分子研を中心に開発が行われており、ライフに関しては理研が中心となり、昨年10月から取り組んでいる。
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