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科学技術計算分科会「次世代HPCを支える基盤技術」

SPARC64 V/VIの高性能、高信頼技術

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■論文  HTML /  PDFPDF file (528KB)

  1. はじめに
  2. 富士通のコンピュータの開発を振り返る
  3. SPARC64 のマイクロアーキテクチャ
  4. 技術と必然性
  5. 消費電力の問題
  6. マルチコアとシステム機能の搭載
  7. 開発手法について
  8. 謝辞
  9. おわりに
参考文献

プレゼンテーション資料PDF file (2.6MB)

写真

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富士通(株)
サーバシステム事業本部
井上愛一郎
アブストラクト
富士通は、黎明期である1950年代からコンピュータハードウェアの開発に一貫して取り組んできた。この長い開発の歴史の中で、富士通では信頼性を常にテーマとして掲げると同時に、最先端の高性能技術を開発してきた。
これらの高性能と高信頼の技術を盛り込んだメインフレームの CPUをベースにして、2000年から SPARC64 V の開発に着手して、これを 2003年から出荷した。そして 2004年には、これを 90nmの最先端半導体に焼きなおした二世代目の SPARC64 V+を出荷し、高性能と高信頼によって大変好評を頂いている。
また、これに続くプロセサとして、デュアルコア化、コアのエンハンス、フロントサイドバスを高スループットの Jupiterバスとするなど、マイクロアーキを刷新した SPARC64 VI の出荷が間近となっている。本稿では、ここに至る開発の歴史を概観しながら、高性能と高信頼に関わる技術を紹介し、あわせて、将来に向けた方向性を示していきたい。

キーワード
SPARC64、高性能、高信頼、デュアルコア、最先端半導体、開発の歴史

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