只今ご紹介に与りました、日本原子力研究開発機構の上島です。本日はお忙しい中ご参加いただきまして、ありがとうございます。
さて、IT革命以降、コンピュータ技術の急速な進展により、コンシュマー層へのパソコン浸透だけでなく、科学技術計算向け計算機環境も大きく変わってまいりました。そして、会員の多くは多岐に亙る多種多様のハードウェアやソフトウェア、すなわちマルチベンダーのセンター環境を余儀なくされていることと思います。
今回の会合では前半で、マルチベンダー環境を構築された2会員からそれぞれ事例をご紹介いただきます。これにより、センター運用およびユーザそれぞれの立場から課題や問題点を明確にし、皆さんで解決策を探っていきたいと思っております。
また、後半のセッションでは、HPCに焦点をあて議論いたします。富士通から、HPC2500の後継であるPRIMEQUESTについて、性能をはじめとする詳細情報を報告していただきます。これにより、今後のハードウェア、ソフトウェアの構築に有益な情報が得られることを期待しています。
本日は合計4件のご発表を予定しております。長時間に亘りますがよろしくお願いいたします。以上をもちまして、私からの開催の挨拶とさせていただきます。(拍手)