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開催趣旨


担当幹事:岩宮 敏幸(宇宙航空研究開発機構 総合技術研究本部)

只今ご紹介いただきました、JAXAの岩宮です。本日は、SS研HPCフォーラム2005にご参加いただき、どうもありがとうございます。

さて、皆様ご存知の通り、文部科学省を中心に、2010年末をターゲットにペタフロップスコンピュータの開発が開始されました。地球シミュレータがTOP500の首位をとって以降、日本において新しいプロジェクトが見られなかった中、これは1つの希望的な新しいコンピュータ像として、具体的に姿を現してきた訳です。そのような状況の中、このペタフロップスコンピュータを利用することによって何ができるのか、どのような成果が出せるのかということが重要な課題になりつつあります。そこで、今回はそれらの課題を皆様と検討するために、このような企画を立てました。皆様との議論の中から、新しい運用についても見出せればと思います。

今回は2日間に亙っての開催となります。海外からは、Oak Ridge National Laboratory の Al Geistさんをお呼びして、彼らが推進しているNational Leadership-class Computing Facility (NLCF) という構想の概要と最新情報についてご講演いただきます。
また、ペタスケールコンピューティングに向けたアプリケーション群として、自然環境、バイオテクノロジー、ナノテクノロジー、核融合それぞれの分野から、応用事例をご紹介いただきます。
さらに富士通からは、ペタスケールコンピューティングへの取り組み および それらを支える各種R&D要素技術・ソリューションのデモを実施しご紹介いただきます。デモの時間は2日間に亙って充分に取っておりますので、積極的に質問等をしてご参加いただければ、きっと参考になるかと思います。

2日間の長い時間ではありますが、最後まで皆様の活発な議論をお願いして、私の挨拶とさせていただきたいと思います。 (拍手)


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