Scientific System研究会
News Letter
「Enabling Grid Applications」
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Ed Seidel
Albert-Einstein-Institut
Germany
講演者ご紹介

本日の特別講演につきまして、講演者のEd Seidelさんをご紹介したいと思います。

Ed Seidelさんは1988年にイエール大学で天体物理学(astrophysics)でドクターを取られました。 その後ワシントン大学、イリノイ大学などを経て、イリノイ大学では特にNCSAというスパコンセンターで、Numerical Relativity(数値的にアインシュタイン方程式を解く)というプロジェクトのリーダーをしておられました。 同時にイリノイ大学の物理学科のAssociate Professorもしておられました。 1996年からドイツのポツダム大学にございますAlbert-Einstein-Institutに移られて、そこでNumerical Relativityグループのヘッドを今日に至るまでしておられます。

昨日お伺いしたところ、アインシュタインの重力方程式を解くという研究者は世界中にいるらしいのですが、その10%位がAlbert-Einstein-Institutに集まっているらしく、さすがアインシュタインの出たルーツだけあり、非常に研究者の密度も高いということではないかと思います。

この方程式を解くための研究環境、コラボレーションも含めて、Cactusというソフトウェア、GridのUpper layerに属するそういうフレームワークと言いますか、ソフトウェアを開発されまして、今日の話はそれが中心になると思います。

更に、GGF(Global Grid Forum)でも非常に活躍しておられまして、特に上位層の色々な検討のWorking Groupの主査をされたりしています。

(富士通研究所 三浦謙一)

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