News Letter システム技術分科会 〜Q&A〜
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「名古屋大学学内LANの高速化について」に対するQ&A
 
1.会場にて
 
Q : 移行に対して色々あったと思いますが、ラストワンマイルがどうなるかという辺り、機関とユーザとの接点のところのLANのつなぎに対して、同時に一度にやるということは多分今運用されているので不可能な状態だと思いますが、それに対するstrategyや考え方があればお尋ねしたい。 学内LANで、ラストのエンドユーザとの間のところにまだイエローケーブルが残っているとかあったと思いますが、そういうあたりをどの様に今後考えられていくのか、基幹LANの関係で教えて頂ければと思います。
A : 結局、まず末端が付いていない箇所は事前に、例えば9月中旬までに全部作っておきまして、それから実際にはHUBを接続する辺りまでは作ってありました。 切り替えは9月20日から順次切り替えていったわけですが、学内の皆様にはこのバックボーンルータに接続されている建物単位に「○月○何日NICEが使えません」ということをアナウンスしまして切り替えて行きました(既に切り替え済み)。 実際に切り替える必要があるのは、上流を生かすという点が1点とそれから情報コンセントがつながっているCatalystを新しいHUBに接続し直すためです。 実際にはそれまではこれはLR550に接続されていましたのでその接続を切ってこちらへ接続する、それからイエローケーブルもLR550に接続されていたものを外してこちらに接続する、そういう作業でしたので早ければ半日で復旧しました。 その様なご質問でよろしいですか。
Q : イエローケーブルそのものを本当にサポートしなくて良くするために何かやるかとか、先程AppleTalkがどうしようもないとおっしゃったのですが、そういうものをどういう形で、エンドユーザを含めて、もっていくのが良いのかというstrategicな話があればと思いまして。
A : ございません(笑)。 というのは、これは補正予算で来ましたので、とにかくすぐやらなくてはいけないということで実施したのですが、それから情報コンセントを調査した段階で、端末が15000台あるということが把握されてました。 情報コンセントが平成5年に2000ヶ所、今回4000ヶ所で、公式には6000ヶ所しかついていないので、どう考えても15000台を6000ヶ所に収容出来るはずない、という話しになりまして、あきらめてしまいました。 実際には、先日先程の写真を撮りに大学の中を廻りましたら、トランシーバーがついているのですが使用不可とかラベルが貼ってあったり、余り使われていないようでしたが、それを調査して外すとなると大変なので、それはこれからおいおいやって行きたいと思っております。
 
Q : 先程のお話の中でJGN(Japan Gigabit Network)の話があったと思いますが、JGNとスーパーSINETの接続関係、相互乗り入れ関係が少し話の中で分からなかったのですが。 実際質問の背景としましては、岐阜大学は岐阜情報スーパーハイウェイという形でJGNに乗っていると聞いているのですが、岐阜の望遠鏡がそういったルートで接続できる可能性があるかないかということが少し気になったのでお教え頂けますでしょうか。
A : スーパーSINETについては、たぶんまだ計画は無いと思います。 SINETの段階でJGNだかTAOだかのネットワークと接続する、それは名古屋大学で接続するという話でルーターまで名大に来ていたのですが実際には接続されていません。 その経緯を考えると今後も難しいかなというのが観測ですけれど。
A : JGNとの関係について少し補足させて頂きます。 今言われた相互接続の話はIPでの話で、JGN的にはATMで、コネクション張ろうと思えばいつでも張れます。 実際に、昨年度もいくつかの講演会やシンポジウム等でATM接続をして岐阜大学まで何回も映像を中継しています。 OC-3C的には帯域幅30M位なら多分いつでも接続できます。 実際に名大と岐阜大の間には、(間に入っている組織にお願いしないといけませんが、)随時ATMのパスを張れる光回線があります。
 
2.質問票より
 
Q1 : ATMの再利用について。また、無線LANは構想に入っているか?
A1 :
ATMの再利用について
ATMは、これまでもNICEの他に、全学に10箇所設置されている情報メディア教育センターのサテライトラボを接続しているネットワークのバックボーンとして利用しています。
NICEで使用してきたATMルータおよびFDDIについては、今後教育支 援LANとして利用します。
無線LANについて
今回の更新では無線LANの設備は設置しませんでした。もちろん、学内では局所的に無線LANが運用されていますが、現在のところ全学的な無線LAN構想は現在はありません。
なお、現在複数の建物をカバーする中規模の無線LAN環境の構築を行っており、その運用の状況を見て、今後の運用形態などについて検討する予定です。

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