ＳＳ研ユーティ報告

ＳＳ研ユーティ運営委員会　金澤 正憲

１．はじめに

　「ＳＳ研ユーティ」について、簡単にご紹介します。
　私たちは、ＳＳ研会員および富士通が作成した、他会員に導入可能なプログラムやドキュメントを『ユーティ』と名付けました。 　そして、会員間の情報交換の一環として、ユーティを自由に登録/ダウンロードできる仕組みを作りました。この仕組みを「ＳＳ研ユーティ」と名付け、ＳＳ研ホームページの中で運営しています。

２．コンテンツ

　ＳＳ研ユーティには、大きく分けて以下のコンテンツがあります。


　・ユーティの家：

メインとなるコンテンツで、ここからユーティの登録/ダウンロードができます。ＯＳなどの分野ごとに部屋が分かれています。

　・ユーティの庭：

ユーティ関連のリンク集です。ここに来れば何でも分かる便利なリンク集を目指しています。

　・ユーティのテラス：

次の２つの参加型コンテンツです。双方向、リアルタイムと、はやりの機能をとり入れました。

• オンラインソフト投票
• 電子会議室 「ＳＳ研ユーティの部屋」

　・ユーティの蔵：

以前活躍した「ＭＳＰユーティ」「2000年問題ユーティ」や活動規約など、ふだんはあまり見ないけれど、大切なユーティがしまってあります。

３．活動の変遷

　この活動は、1992年に『ＭＳＰユーティ』としてスタートしました。活動当初は、多くの会員で共通意識のあるＭＳＰを対象とし、Ｎｉｆｔｙ-Ｓeｒｖｅ上で運用していました。
　その後、ＳＳ研ホームページの立ち上げと共に活動の場をＷｅｂに移し、ユーティの対象も大幅に拡大してきました。
　更にユーティ本体だけでなく、リンク集やオンラインソフト投票などのコンテンツを追加し、他にもより使いやすく楽しいページにしようと、アップデートを重ねています。 今回新たに追加したサービス「ＳＳ研ユーティ／ｎａｖｉ」については、５．で詳しく説明します。




４．よく利用されるユーティ

　現在、８６件あるユーティ（ＭＳＰ関連,2000年問題関連を除く）の中で、以下のユーティが特に人気があり、多くのダウンロードをしていただいています。

　■DOS/V, Windows ユーティ

・これだけでつくれるHTML 〜最低必要な15のドキュメントタグ〜

・Windows95　初心者向け「パソコン基本操作」テキスト

・Step Upインターネット（Netscape）電子メール 応用編

　■Solaris ユーティ

・ｊｅ (UNIX用エディタ)

・システム稼働チェックプログラム

・日本語Solarisユーザ管理簡易ツール(使用手引書)

　■UXP/V,UXP/M ユーティ

・VPP5000へのEmacs,Perl,ssh-1.2.27等の作成手順説明

・tcsh 6.06（バークレイCシェル拡張版）

　■試用 ユーティ

・プリントコーディネータ2000　・Pocket Mailer 2000　・KIweb　・みよう絵

　■その他 ユーティ

・京都大学大型計算機センターのFortran90紹介資料

・やさしい情報処理用語集（企業トップ〜エンドユーザ向け）

５．新機能「ＳＳ研ユーティ／ｎａｖｉ」紹介

　今回導入した『ＳＳ研ユーティ/ｎａｖｉ』は、利用者個人の利用状況に合わせた新着表示と、各種アメニティ効果により使い心地を向上させ、皆様により便利にＳＳ研ユーティを何度も利用していただくことを目指しています。




　■機能1 (画面のＡ)

利用者の氏名・所属を表示します。,br> また、その表示された内容が古かった場合、「登録変更」のページにリンクしているので、すぐに修正していただくことができます。

　■機能２ (画面のＢ)

利用者の訪問頻度に合わせた挨拶を表示します。
訪問頻度を、初めて／たまに／頻繁にという３つに分け、それぞれに対応した挨拶文を表示します。

　■機能３ (画面のＣ)

前回のご利用以降に新しく情報が登録されたコンテンツには「新着あり」マークを表示します。
　「新着あり」マークの表示は３回までとしています。これは、いつまでも「新着あり」となり、さらに新しい情報が登録されたことが分からなくなることを避けるためです。 また、前回の訪問から２時間以内に再度訪問した場合は同一の訪問とみなすようにし、「新着あり」マークは消さないようにしています。

　■機能４ (画面のＤ)

「オンラインソフト人気投票システム」の上位をここに表示します。
良さそうなソフトがランクインしていたら、リンクをクリックして中身をご覧ください。また、お気に入りのオンラインソフトが一覧になければぜひ情報提供してください。

６．おわりに

　「ＳＳ研ユーティ」は、あくまでも情報交換の『場』です。皆さんの参加がなければ、全く意味がありません。　まずホームページをご覧になり、そして使ってみてください。この『場』を有効に使って、仕事の効率アップや、システムの品質向上に役立てていただきたいと思います。
　また、「SS研ユーティ」の仕組み自体へのコメントもお待ちしています。運営委員会では、皆さんのご意見を聞きながら、より使いやすい仕組みを提供していきたいと思っています。

*「ＳＳ研ユーティ」へのアクセスは、ＳＳ研ホームページ http://www.ssken.gr.jp/MAINSITE/から辿ってください。
(IDとパスワードが必要ですので、お持ちでない方は「会員登録/変更」で申請をお願いします)

以上

OHP資料(PDF:183KB)