本システムは、NFSサーバと4台のDISKサーバが一体となったものが、送信側と受信側で対向する構成をとる。送信側クライアントが持つ大量の実験データはNFSファイルの形でNFSサーバを介して送信側DISKサーバに蓄積される。送信側DISKサーバから受信側DISKサーバへのコピー転送は、対応するDISK間でローディスクコピーを行うことにより、ディスクの持つ最大のR/W性能を引き出している。NFSサーバとDISKサーバ間、送信側DISKサーバと受信側DISKサーバ間は何れも汎用のネットワーク(TCP/IP)で結ばれており、この間の転送はi-SCSIプロトコルを新たに開発導入することにより、SCSIコマンド/データを高速に転送可能とした。 また単一の巨大ファイルを均等にDISK分割するため、NFSサーバ、DISKサーバのそれぞれでRAID分割を行う2段階RAID構成を採用している。受信側に送られたデータは受信側クライアントよりNFSファイルとして読み出すことができる。現在、送信側、受信側対向で1.3Gbpsの連続転送能力を持ち、更なる性能改善を目指している。
(特長)