(1)活動方針
- インターネットの利用増やデータのマルチメディア化に伴うデータ量増加への対応とデータへの安定したアクセス確保の重要性の要求の高まりと、ファイバーチャネルの普及やLANの速度向上 (100Mbps→10Gbps)等の基盤技術の進歩により、ネットワークを活用したストレージシステムであるSAN(Storage Area Network)およびNAS(Network Attached Storage)が注目されている。 また、データへの安定したアクセスの確保には、各種の障害や保守などによる中断時間の短縮を実現する「高可用性」が必須の要件であり、また、運用管理・バックアップ・データ共用・ストレージの仮想化など運用性向上を目指す「統合ストレージマネジメント」が望まれる状況となっている。
- そこで、本WGでは、会員機関におけるストレージシステムの現状を踏まえ、「高可用性ストレージシステム」の構築に向けての必要事項の検討を行なうとともに、各会員へのノウハウの共有化を図ることを目的とする。
- 特に、注目度の高いSAN/NASを主眼とし、「高可用性」、「統合ストレージマネジメント」をキーワードとして、その課題の洗い出しを行い要求事項、留意事項を明確にする。
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