Scientific System研究会HomeNW時代の統合ストレージマネージメントWG 〜活動計画〜
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(1)活動方針
インターネットの利用増やデータのマルチメディア化に伴うデータ量増加への対応とデータへの安定したアクセス確保の重要性の要求の高まりと、ファイバーチャネルの普及やLANの速度向上 (100Mbps→10Gbps)等の基盤技術の進歩により、ネットワークを活用したストレージシステムであるSAN(Storage Area Network)およびNAS(Network Attached Storage)が注目されている。 また、データへの安定したアクセスの確保には、各種の障害や保守などによる中断時間の短縮を実現する「高可用性」が必須の要件であり、また、運用管理・バックアップ・データ共用・ストレージの仮想化など運用性向上を目指す「統合ストレージマネジメント」が望まれる状況となっている。
そこで、本WGでは、会員機関におけるストレージシステムの現状を踏まえ、「高可用性ストレージシステム」の構築に向けての必要事項の検討を行なうとともに、各会員へのノウハウの共有化を図ることを目的とする。
特に、注目度の高いSAN/NASを主眼とし、「高可用性」、「統合ストレージマネジメント」をキーワードとして、その課題の洗い出しを行い要求事項、留意事項を明確にする。
(2)活動内容
本WG活動の具体的な検討内容は、以下の通りとし、活動2年目の今年度は、4.〜6.項を目標として活動する。
  1. 現状の問題点の整理 (性能、構成、ユーザ管理、マルチベンダー等 )
  2. 利用モデルの構築 (教育利用環境モデル/研究利用環境モデル )
  3. 利用モデルごとの課題と要件の整理(性能/構成/ユーザ管理/ストレージ仮想化/可用性等)
  4. SAN/NASシステムのガイドライン作成(適用上の留意点)
  5. SAN/NASの共存の可能性検討
  6. システム全体としての課題と対策の検討とベンダーへの要求の整理(エージェントとの整合性/認証等)
(3)進め方
開催回数 :年4回程度

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