(1)背景/課題
- インターネットの利用増やデータのマルチメディア化に伴うデータ量増加への対応とデータへの安定したアクセス確保の重要性の要求の高まりと、ファイバーチャネルの普及やLANの速度向上(100Mbps->10Gbps)等の基盤技術の進歩により、ネットワークを活用したストレージシステムであるSAN(Storage Area Network)およびNAS(Network Attached Storage)が注目されている。
- また、データへの安定したアクセスの確保には、各種の障害や保守などによる中断時間の短縮を実現する「高可用性」が必須の要件であり、また、運用管理・バックアップ・データ共用・ストレージの仮想化など運用性向上を目指す「統合ストレージマネージメント」が望まれる状況となっている。
|
(2)目的
- 会員機関におけるストレージシステムの現状を踏まえ、「高可用性ストレージシステム」の構築に向けての必要事項の検討を行なうとともに、各会員へのノウハウの共有化を図る。
- 特に、注目度の高いSAN/NASを主眼とし、「高可用性」、「統合ストレージマネージメント」をキーワードとして、その課題の洗い出しを行い要求事項、留意事項を明確にする。
|
(3)検討内容
- 現状の問題点の整理
- 利用モデルの構築
- 利用モデルごとの課題と要件の整理
- SAN/NASシステムのガイドライン作成(適用上の留意点)
- SAN/NASの共存の可能性検討
- システム全体としての課題と対策の検討とベンダーへの要求の整理
|
(4)今後の進め方
- 会 合 :年3〜4回
- 活動期間 :2年程度
|