Scientific System研究会Homeスカラ並列技術WG 〜活動計画〜
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(1)活動方針
世界の「トップ500スーパーコンピューティング・サイト」の上位をスカラ機が占めるようになり、大規模スカラ機による HPC時代を迎えつつある。しかし、実際のプログラムを用いたスカラ機の性能の実態は十分に把握されていない、というのが錫状である。
本WGでは、平成12年度において、各会員サイトにおける代表的なプログラムを利用して、スカラ機において、主として、自動並列化、スカラ向けチューニングを行った場合の性能を評価し、会員間の情報交換を行った。
平成13年度は、上記の活動に引き続き、評価レベル、対象範囲を拡大し、会員間の情報交換を行うとともに、スカラ機運用の指針とする。
(2)活動内容
平成13年度は、12年度に引き続き、スカラ機における性能評価を継続するが、主に、以下の 3点において、評価レベル、対象範囲を拡大する。
 
(a)OpenMPでの並列化
平成12年度は、一部のプログラムを除き、自動並列化、スカラ向けチューニングを行った場合の性能評価を行った。13年度は、これに加えて、OpenMPでの並列化を行い、これの性能評価を実施する。
(b)大規模システムでの性能評価
平成12年度の性能評価では、32CPUまでの性能を評価したが、13年度は、64CPU越の大規模システムでの詳細測定を実施する。
(c)プログラム分野の拡大
平成12年度の性能評価では、主として、数値計算ライブラリ、流体解析分野等のプログラム評価を行った。13年度は、これに加えて、バイオ、物性/分子関連等、評価対象範囲の拡大を行う。
 
これらのチューニング/並列化作業については、選定したプログラムに対して、会員が主体となり、実施する。最終的に、並列性能/チューニング効果について評価を行い、最終報告書を作成する。
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