Scientific System研究会Home SMPクラスタWG 〜2002年度 活動計画〜
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(1)背景/課題
HPC分野の計算エンジンとなるスーパーコンピュータは従来、ベクトル型アーキテクチャによって実現されてきたが、半導体技術の進歩は目覚ましく、SMP(Symmetric Multi-Processor)を要素とする分散主記憶型の並列計算機がそれに代わろうとしている。
このような背景から、『スカラ並列技術WG』では、会員プログラムをベースに、各種分野において、SMP計算機で高い並列処理効率を得るためのプログラミング技術、チューニング技術の検討・評価を2年間にわたって行ってきた。これについては、多くの成果を達成した。成果については、報告書 等で会員にも公開している。
一方で、プログラミング技術、チューニング技術の評価が進むに従い、単なる評価にとどまらない、アプリケーションとSMP構成(大規模SMP/クラスタ構成)の親和性等、SMP利用指針検討の必要性が台頭してきた。
当WGでは、このような利用指針の検討とともに、ログラム評価を更に進める予定である。

(2)目的
HPC分野でのSMP計算機利用に向けて、利用技術(プログラミング技術、チューニング技術)、利用指針の明確化・共有化を図るとともに、今後の課題を明確にする。

(3)検討内容
  1. 実プログラム評価の推進(並列化手法の評価、対象アプリの拡大など)
  2. チューニングガイド(『スカラ並列技術WG』の成果として作成予定)の評価、充実
  3. チューニングツールの評価
  4. SMP構成・利用指針の検討

(4)進め方
  • 会合:年4回程度
  • 活動期間:2年程度(H14-15年度)

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