10PetaFLOPSを目指す次世代スーパーコンピュータが2012年度には動き始めることとなった現在、世界はその100倍の性能であるExaを目指した議論が始まり、ソフトウェアの開発に関してはIESP (International Exa-scale Software Project) が中心となって、国際的な枠組みで開発を行おうという議論が進みつつある。
そこで本WGでは、IESPでまとめつつある報告書を参考にしつつも、ハードウェア、システムソフトウェア、応用ソフトの3つを一体的に考え、Exaスケールの性能を達成するためにはどうしたら良いかを、計算機利用者、計算機科学者、設計製造側の3者で議論検討する。
Exaスケールを実現できるハードウェアとして想定できる技術や、必要となるOS、コンパイラー、言語などのシステムソフトや、性能分析ツールなどの開発ツール、Exaスケールの計算を必要とする応用ソフトの具体例などを、それぞれの専門家に情報提供してもらう。また、IESPでまとめつつあるレポートを参照としつつ、我々独自の視点からExaスケールのスーパーコンピュータを机上で検討、システムソフトや分析ツール、応用ソフトに必要な技術を整理してゆく。