Scientific System研究会Home Linux版運用支援システム WG〜2004年度 活動計画〜
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1.活動方針

授業や学生の自学自習用に、大規模台数の教育用PCを教室に設置し、WindowsとLinuxのDual Boot環境を構築している大学が近年、増加している。大学で使う大規模PC教室では、利用目的に合わせて教材/ソフトの資源配布機能、日々運用の省力化(自動化)機能、トラブルが発生した場合のリカバリ機能の3つの機能が要求される。Windowsについては、セルフメンテナンスシステムを用いることにより、それらの機能を実現しているが、Linuxについては、運用管理者が手作業で対応しているのが錫状である。そのため、大規模台数のPCを導入しておりかつDual Boot環境を実現している大学では、運用・管理コストの削減が思うように進んでいない。これは上記のLinuxの運用管理の省力化が進んでいないことが原因である。運用管理者からは、運用上の上記機能の実現及び誤操作防止、セキュリティ強化等の点からも、Windows版セルフメンテナンスシステムと同等のものがLinuxにおいても要望されている。そこで、本WGでは、大学の大規模PC教室にあるDual Boot環境でのLinuxシステムについて、資源配布、省力化(自動化)、リカバリの3機能を柱としたLinux版のセルフメンテナンスについての検討を目的として活動する。

平成16年度は、平成15年度に作成したプロトタイプ(α版*)について、会員機関への適用と評価を引き続き実施し、その要件を抽出整理して、プロトタイプ(β版*)の作成と評価を実施する。

注:α版:運用版(電源投入後Windows,Linuxを自動選択して更新処理を行う)
   β版:投入版(Linuxを新規インストール)

2.活動内容

  1. 大規模PC教室のDual Boot環境(Windows,Linux)構築における富士通からの情報提供
  2. プロトタイプ(α版)の評価(九州地区)
  3. Dual Boot環境のある他大学でのプロトタイプ(α版)の適用と評価の実施
  4. Dual Boot環境のある他大学から、要件抽出/整理
  5. 要件をプロトタイプ(α版)に適用検討
  6. プロトタイプ(β版)の作成
  7. プロトタイプ(β版)の評価(会員施設)
3.進め方
  • 開催回数: 年4回程度
  • 活動期間: 2年程度(H15-H16)

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