近年の様々なインシデントや災害を顧みて、各組織ではBCP (Business Continuity Plan / 事業継続計画) が重要な課題になっている。BCPには、ITの支援が不可欠である。そこで、本年度は、ITを活用したBCPについて着目する。本分科会では、震災を経験された組織による具体的なIT支援によるBCP事例、パンデミック対策へのIT支援、経済性と利便性を考慮し、セキュリティポリシにも対応できるBYOD (Bring Your Own Device) の技術紹介および事例紹介、ITインフラ導入の費用対効果の議論ならびに情報交換などの話題を取り上げる予定である。
本年度は、さらに、近年様々な分野で着目されているビッグデータについても扱う予定である。ビッグデータはその処理により無限の可能性があるものの、データに課せられているポリシ等により利用制限があるのが現実的な状況である。本分科会ではビッグデータを扱う上での技術的あるいは法律的な最新状況を探る予定である。
本年度も、昨年度に続き、講演中の講演者と聴講者がなんらかの形で対話できる形式を検討している。