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システム技術分科会 第1回会合 (開催案内)

Webシステムのセキュリティとアウトソーシング

※SS研,IS研,CS研会員機関の方ならどなたでも参加できます。

翌日(8/27)に、HPCフォーラム2008を開催いたします。

印刷用ご案内

1.日時 2008年8月26日(火) 13:20〜19:30 [12:50 受付開始]

2.場所 富士通(株)本社 24階 大会議室  

3.開催趣旨

 最近では Web ベースのシステムの完成度が高まり、またその導入の容易さも手伝って、事務処理やメイルサービスなど基幹サービスで実用的な利用を始めている会員の機関・大学も増えてきていると思います。このような Web ベースのシステムは、典型的に、フロントエンドでは Web をインタフェースとして使い、バックエンドではサーバが様々なサービスを提供する、いわゆる、サー
バサイドアプリケーションの形態をとっています。サーバサイドアプリケーションでは、フロント側とサーバ側の構造的な分離によって、サーバ運用は自組織で行なうこともできるし、外部委託することも可能です。さて、このようなシステムの運用ではサーバにおけるセキュリティ対策が非常に重要な課題になります。また、サーバ管理を外部に委託する場合、組織から外注先に持ち出すデータの扱いが課題になります。本分科会では、サーバサイドアプリケーションの運用におけるセキュリティに対策に関する講演と、サーバ管理を外部委託した運用の講演を予定しています。本分科会での技術紹介ならびに議論は、これからWeb ベースのシステムの導入を検討していたり、現在運用上の問題を抱えている会員に大いに役に立つことが期待できます。

 また、本分科会では前半に他分科会の最新トピックスの報告を聞き、現在の先端的な ICT 技術の見聞を広げたいと思います。

4.プログラム(敬称略)

  〜13:20 受付
13:20〜13:25
開会あいさつ
■情報共有セッション        司会:藤田直行(宇宙航空研究開発機構)

13:25〜14:05

  報告:30分

  Q&A:10分

[1] 教育・研究分野のストレージソリューションに期待するもの
  データマネジメントを意識したストレージソリューションWG成果報告

                  中京大学 磯 直行

 教育・研究分野で使用される大規模ストレージシステムにおいて、既存または今後期待される技術についてWGで検討した結果を報告する。特に、大学・研究所で扱うデータの特性やそれらの相互活用を目的としたデータマネジメントとストレージソリューションについて述べる。

Keyword : ストレージソリューション、構造型・非構造型データ、仮想化、 8つのカテゴリ、ガイドライン

14:05〜15:05

  報告:50分

  Q&A:10分

[2] マルチコア化CPUの傾向と対策
                 (株)富士通研究所 久門耕一

 過去20年以上に渡り、CPUの性能向上は、周波数の向上と命令並列度の向上により達成されてきた。しかし、最近になり、周波数向上は鈍化し、一時的にせよ低下さえしている。周波数向上に代り、チップに搭載されるコア数の増加によって性能向上が図られる方向に転換した。特にPC クラスタのようにコモディティCPUを使うHPCシステムでは、このCPUの方向転換は重大で、この方針変更に追従しなければ、公称性能の向上とは裏腹に、実プログラム性能は低下する羽目になる。この変化に対応するには、プログラム側での対応が必要である。
 アプリケーションはどの様にすれば、この「CPU の性能向上」を享受できるのだろうか?アプリケーション特性毎に可能・不可能が分かれるが、本報告ではマルチコアCPUから性能を引き出すために知っておく必要があるアーキテクチャの解説とアプリケーション特性について説明する。

15:05〜15:25
休憩
■企画セッション           司会:牧野 晋(麗澤大学)

15:25〜16:25

   報告:50分

   Q&A:10分

[3] 大学・研究所におけるWebアプリケーションのセキュリティ
 −「守るべき情報を持たない」Webサイトにおけるセキュリティの在り方−

                 (株)ソフテック 芝田 幸彦

 昨今「SQLインジェクション」を悪用した無差別のWebサイト改竄が多発しており、Webアプリケーションを取り巻く状況は悪化の一途を辿っている。
 Webアプリケーションに攻撃を受けた際のリスクとして、一般的にはWebサイトからの情報漏洩が着目されがちだが、個人情報を持たない多く
の学術系サイトにおいても、情報漏洩以外に守るべきWebセキュリティが
確固として存在する。
  それを実現し、安全にWebサイトを開発・運用していくために必要なポ
イントについてご紹介する。

Keyword: Webアプリケーション脆弱性、セキュリティリスク、安全なWebサイト開発

16:25〜17:25

   報告:50分

   Q&A:10分

[4] 日本大学におけるSaaSの導入
 −Googleとの協調による「NU-AppsG」の導入経緯・運用について−

    日本大学総合学術情報センター 吉田 誠、相川 成周

 レポート・就職活動・緊急連絡網などメールに対する信頼性や即応性という 「サービスの質」が問われている。さらに日本最大の学生数を誇る日本大学という事実はシステム構築の上で「量」として多大なコストを要求する。もちろん日々増え続ける迷惑メールについては頭の痛い問題である。この「サービス の質」と「量」という相反する命題を解決するために我々はGoogle Apps Education Editionを選択した。一方導入に際しては、学内の旧態的な意識改革を進め、Google側の広告掲載及び契約費用無料等、今までないサービスの概念を浸透させ前例のない契約に至った。

 本プログラムではGoogleを理解し協調に至るまでの導入経緯と個人情報を守りつつGoogle AppsをSaaSとして積極活用している「NU-AppsG」について解説する。

Keyword: Google Apps、SaaS、個人情報

17:25〜17:30
まとめあいさつ
18:00〜19:30
情報交換会
  • 会費 \500 (当日受付にてお支払いください)
  • お申し込み時に参加の有無をお知らせください

5.参加費  無料 (情報交換会費:\500)

6.申込み  受付終了しました。

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