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システム技術分科会 2007年度第2回会合

サーバの仮想化とその利用法

※SS研,IS研,CS研会員機関の方ならどなたでも参加できます。
印刷用ご案内

1.日時
2008年1月30日(水)
分科会 13:30〜17:40(受付 13:00〜)
懇親会 18:00〜19:30
2.場所
富士通(株) 芝公園オフィス(東京・芝公園) 8階 Room15+16
※当日連絡先:芝公園オフィス 03-6430-2220(代) 8階Room15+16 SS研事務局
※エレベータにて直接 8階Room15+16にお越しください。
初めてお越しの方は、時間的な余裕を持って、ご案内の地図のとおりお越しくださることをお勧めします。
3.開催趣旨
 計算機の仮想化技術は古くはメインフレーム時代からはじまり、少し前からVMware などの仮想化ソフトの普及とハードの高速化、ハードディスクなどの大容量化ならびに廉価化で個人ベースでデスクトップPCやノートPCにいくつものOSを入れて研究や業務に活用させていた方も多いのではないかと思います。計算機の仮想化技術は近年では急速に進み、個人ベースでの規模から研究所や大学機関といった組織単位での利用も可能になってきています。しかし、個人で利用するのと違い、組織で利用するためには、運用、管理を行なうセンターが果たす役割や責任も大きくなります。
 このような背景で、本分科会では、実際に仮想化技術のコミュニティに参画している方、仮想化技術を適用して成果をあげている担当者の方々に、最新の情報とその考え方について解説していただきます。さらに、仮想マシンの性能の最新動向や仮想化において最も重要なシステム設計の技術やノウハウに焦点をあてて頂き、現在の計算機の仮想化の最先端の情報を会員の皆様に理解していただく機会を提供したいと考えています。
4.プログラム(敬称略)
-13:30 受付
13:30-13:40 開会あいさつ
13:40-15:20
報告:80分
Q&A:20分
[1] サーバの仮想化とは?
富士通(株) サーバシステム事業本部 松本一志

 仮想化技術の歴史は古く、その基本的な機能はメインフレーム時代に総て登場している。最初は仮想マシンをソフトウェアで実現していたものの、効率的にも性能的にも問題があるため、ハードアシスト機能が必要となり、ハードとソフトが連携した製品が登場する流れは、現在のIAサーバでも全く同じである。
 本報告では、仮想マシンの歴史や現在、市場にある仮想化システムのプラットフォーム毎の特徴やサーバとストレージの仮想化分類と現在のストレージ技術が総て活かせる技術としての仮想化技術を解説する。さらにこれを実現するためのXenでの富士通の取り組みを紹介する。
Keyword: 仮想化技術, サーバ, ストレージ, Xen, コミュニティ


[2] 仮想化技術の現状と方向性
産業技術総合研究所 須崎有康

 現在、盛んに開発が進められている仮想化技術についてXen, KVMなどの個々の仮想化ソフトウェアの実装技術やCPUに付加された仮想化対応機能などの現状を紹介する。また、仮想化技術が新たに開拓するセキュリティ、組み込み、OSマイグレーションの新しい利用についても取り上げ、今後の仮想化の方向性を紹介する。
Keyword: 仮想化, Xen, KVM, OSマイグレーション

15:20-15:50 休憩
15:50-16:40
報告:50分
Q&A:10分
[3] 溢れるサーバを減らすために
 −農林水産研究基盤への仮想化適用事例−

農林水産技術会議事務局筑波事務所 江口 尚

 当所では、約1万人の利用者に科学技術計算、Internetサービス、DB、図書館などの多様な研究支援のサービスを行っている。システムの安定運用には、機能別のサーバ構築と冗長化が不可欠であるが、溢れるようなサーバ台数では管理負荷を増大させるばかりである。
 一方で、近年のIAサーバの処理能力が向上している割に負荷が少なく処理能力に余裕がでてきている。そのため当所では、早い段階から仮想化によるサーバ集約に着目し、実機、仮想化の両方を組み合わせたシステム運用を行ってきた。
 当所の幾つかの事例をもとに仮想化の利点と課題について本報告で紹介する。

16:40-17:30
報告:40分
Q&A:10分
[4] 3キャンパス40台のサーバを1キャンパス12台に集約
  −サーバ統合への計算機仮想化技術適用事例−

東京電機大学総合メディアセンター 橋本明人

 TCO削減は常に重要な命題である。サーバの台数・設置環境はTCOに対し大きな影響を及ぼす。要求されるサービスの増加および、冗長構成によるサーバ多重化によりサーバ数は増加の一途をたどる傾向にある。サーバ仮想化技術をこれらの環境に適用することにより物理サーバの削減が行えると考え、東京電機大学ではVMware ESXサーバを用い約40機のサーバを12機に削減することに成功した。
 本稿では、あまり実例のなかったサーバ仮想化技術導入までの道のりからその移行手段、そしてサーバ仮想化技術の実用性について実例を交え紹介を行う。
Keyword: サーバ仮想化, サーバ集約, 導入計画, TCO削減

17:30-17:40 まとめあいさつ
17:40-18:00 休憩
18:00-19:30 懇親会
  • 会費 \500 (当日受付にてお支払いください)
  • お申し込み時に参加の有無をお知らせください
5.参加費
分科会:無料
懇親会:\500
6.申込み
参加申し込み受付は締め切りました。当日会場にて受付しますので、直接会場にお越しください。

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