システム技術分科会 〜2004年度第2回会合プログラム〜
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法律とセキュリティ技術
SS研会員機関の方、および IS研,CS研,LS研,ファミリ会 会員機関の方ならどならでも参加できます
1.日時
2005年 1月18日(火) 13:30〜17:30 (懇親会:17:40〜19:00)
2.場所
汐留シティセンター 24階 大会議室
(東京・新橋/汐留)
3.開催趣旨
本年度のシステム技術分科会はセキュリティ関連の話題に焦点を当てて活動しています。第1回会合は「メールサーバ管理とセキュリティ」をテーマとし、また合同分科会では「情報セキュリティと管理責任」について、すばらしい発表と活発な議論が展開されました。
今回の第2回会合では、これをさらに推し進めるべく、「法律とセキュリティ技術」をテーマとし、セキュリティ関連での管理責任が増大する中で、管理者として何をなすべきか、そのためにどのような技術が利用できるか、等について、発表いただきます。参加者の皆様が活発な議論に参加され、問題解決あるいは将来の方向性が見えてくる場となるよう期待します。
4.プログラム
(敬称略)
13:00〜13:30
受付
13:30〜13:40
開催趣旨
苅田 幸雄(高エネルギー加速器研究機構計算科学センター)
13:40〜14:40
報告:50分
Q&A:10分
大学における個人情報保護とセキュリティマネジメント
京都大学大学院工学研究科附属情報センター
上原 哲太郎
近年、大学においても情報セキュリティポリシーの策定や個人情報保護体制の構築が求められるようになってきた。しかし、大学は企業や公共団体とは異なり、この種のマネジメントシステムの構築に困難が伴う場合が多い。また、個人情報の取扱についても大学固有の特殊事情が問題を複雑にしている。本講演では大学における個人情報保護の取り扱いについてまとめ、情報セキュリティとあわせた総合的な対策体制について述べる。
14:40〜15:30
報告:40分
Q&A:10分
学生への情報倫理教育 -大学での教育事例紹介-
九州大学大学院システム情報科学研究院知能システム学部門
峯 恒憲
インターネットの普及に伴い、大きく利便性が向上した反面、知らず知らずのうちに加害者となったり、被害者となったりするという問題も増えてきている。このような中で情報倫理教育の重要性が急速に高まりを見せている。本発表では、特に文科系の私立大学である西南学院大学で、数年前から行ってきた情報倫理教育についての事例を、特に、学生側の本テーマについての興味や理解度も含めて紹介する。
【キーワード】
情報倫理,情報セキュリティ,情報処理導入教育
15:30〜15:45
休憩
15:45〜16:35
報告:40分
Q&A:10分
理化学研究所におけるオープンソースIDSの導入事例
理化学研究所
情報基盤センター
渡辺 勝弘
近時のオープンソースによるコンピュータソフトウェアの充実振りは目を見張るものがある。しかしながら、本格的な業務におけるオープンソースソフトウェアの導入は、検討される機会が多くとも、まだ信頼性や将来性の不透明さなどの面から敬遠される傾向にある。独立行政法人理化学研究所では昨年度オープンソースのIDS(侵入検知システム)を使ったセキュリティ監視システムを導入し、本格的な運用を行っている。これらについての経緯、オープンソースの運用によって得られたさまざまな経験と技術知識、そして影響などを中心に報告する。また理化学研究所において研究されている不正アクセス検知技術の将来像と、それらに対する取り組みについても報告する。
【キーワード】
コンピュータセキュリティ、不正アクセス監視、侵入検知システム、オープンソース
16:35〜17:25
報告:40分
Q&A:10分
Webサーバに対するセキュリティアセスメント技術の最新動向
富士通(株)
セキュリティサービス統括部ITマネージセンター
奥原 雅之
クロスサイトスクリプティング脆弱性、コマンドインジェクション脆弱性など、Webアプリケーションには特有のセキュリティ上の問題点が存在する。しかし、今日これらの問題点は必ずしも広く正確に理解されているとは言えず、今なお多くのサイトでセキュリティ脆弱性が未対策のまま運用されているのが実情である。本発表ではWebアプリケーションとWebサーバに存在するセキュリティ脆弱性の実態について実例を交えて紹介するとともに、これらの脆弱性を診断するための最新手法について説明する。
17:25〜17:30
まとめ/挨拶
苅田 幸雄(高エネルギー加速器研究機構計算科学センター)
17:30
終了
5.懇親会
17:40〜19:00
6.参加費
無料
但し、懇親会に参加される方は、当日錫詳軌絢・徐ぢをお支払いください。
7.申し込み
終了しました。
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