Scientific System研究会Home システム技術分科会 〜2003年度第1回会合プログラム〜
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統合認証と認証技術
SS研会員機関の方ならどなたでも参加出来ます。

1.日時 2003年7月31日(木) 13:30〜17:25

2.場所 富士通(株)汐留新本社 24階 大会議室 [MAP]
(東京都港区東新橋1-5-2 汐留シティセンター)

3.開催趣旨 e-Japan計画、国公立大学の法人化等、 法科大学院等々組織や教育体系の変動と連動して教育・研究機関のIT環境も激変することが予想されます。 その中でも、特にe-Learningの普及や事務、 教務等々の業務のデジタル化が緊急の課題となりつつあります。 その中核をなす個人認証や組織内での統合認証の重要性が高くなってきました。 今回の会合では、個人認証と統合認証について総合的に検討したいと考えています。

4.プログラム
  13:00〜13:30 受付






座長:国吉 光(東京電機大学総合メディアセンター)
13:30〜13:35
ご挨拶(開催趣旨)
長谷川 明生(名古屋大学情報連携基盤センター)
13:35〜14:25

講演 40分
Q/A 10分
「PKI による電子認証システムについて」
富士通株式会社アウトソーシング事業本部 鈴木 真二

公開鍵基盤 (PKI) を利用した認証システムは、金融分野だけでなく、 電子政府、医療、モバイル等適用分野に広がりを見せています。 また、Web システムの他に VPN、コンテンツ保証、IC チップ認証、 携帯電話にも適用され始めています。 この発表では、PKI による電子認証システムについて、必要性、 発展してきた経緯、システム構成例、適用例について体系的に紹介します。
14:25〜15:15

講演 40分
Q/A 10分
「ICカードにおける暗号技術と本人確認技術」
(株)富士通研究所ITコア研究所 長谷部 高行

インターネット等のネットワーク環境での本人確認手段として、 耐タンパー(外部からの攻撃に耐性を持つもの) なデバイスとしてのICカードが注目されています。 その一方では、ICカードにおける問題も指摘されてきています。 本発表では、ICカードの技術/標準化動向、 最新の攻撃を考慮した最先端の暗号実装技術、および、 本人確認の技術の最先端技術として注目されているバイオ認証との連携に関して紹介を行ないます。
  15:15〜15:35 コーヒーブレイク






座長:苅田 幸雄(高エネルギー加速器研究機構計算科学センター)
15:35〜16:25

講演 40分
Q/A 10分
「キャンパスネットワークにおける認証の現状と今後」
東京電機大学エクステンションセンター 坂田 一也

キャンパス内には研究・教育・事務用の各ネットワークが混在し、 利用者も学生、教員、職員と多岐にわたるキャンパスネットワークは他のネットワークとは異なる特徴を持つ。 この分野におけるセキュリティ運用の現状とその中でも特に重要な「認証」に焦点をあて、 セキュリティ強化と利便性の追求という相反する課題を解決し、 全ユーザに適用出来る経済性とユーザのスキルに依存しない利便性を考慮し、 その問題提起と次期認証システムの構想を紹介する。
16:25〜17:15

講演 40分
Q/A 10分
「個人認証とその応用 〜らしさの追及〜」
名古屋工業大学大学院 梅崎 太造

最近の凶悪犯罪やインターネット犯罪に対処するために、 本人認証を行うシステムの導入を検討する機関が増えています。 本発表のまず前半は、近年の犯罪調査に関する資料を説明した後、 これまでに研究されてきた個人認証技術、特許の分類と所属機関、 実用化製品、成功している事例や失敗している事例等について説明します。 次に後半は、指紋認証や顔認証技術とその応用例について紹介します。
17:15〜17:25
まとめ
長谷川 明生(名古屋大学情報連携基盤センター)

5.参加費 無料。

6.参加申し込み 申込み受付を終了しました。

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