科学技術計算分科会 2007年度活動計画
活動方針
ナノサイエンス・材料、ライフサイエンス、環境・防災・気象、原子力、航空・宇宙などの幅広い研究活動において、大規模科学技術計算のニーズは飛躍的に高まっている。また民間企業においても、国際的な産業競争力の維持・強化のために、開発コスト削減、生産性向上を目的としたシミュレーション、解析の実用化の動きが加速している。
一方、超高速で大規模シミュレーションを行うための計算機環境は汎用のスーパーコンピュータに加えて、特定のアルゴリズムのための専用計算機やグラフィックプロセッサの利用など多様化しつつある。
これらの状況を踏まえ、2007年度は、科学技術計算分科会 および HPCフォーラムを通して、ペタフロップス超時代のコンピューティング技術について、ハードウェアアーキテクチャ、ミドルウェア、アプリケーション、利用環境の面から議論を深め、現状の問題解決と将来の方向性について検討する。
活動内容
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第1回会合(HPCフォーラム2007)
□メインテーマ:「ペタスケール時代のコンピューティング技術」
□具体的な内容
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発表候補
- 海外講演
- ペタコンピューティングプロジェクト報告
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先端事例報告(以下から2件程度)
- 3大学オープンスパコン
- グラフィックプロセッサ(GPGPU)
- 民間事例
- PACS-CS:筑波大
- 富士通報告:PSIプロジェクト要素技術
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その他
- 懇親パーティ(ワンコインの簡易版.立食形式)を実施する。
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第2回会合
□メインテーマ:未定
□具体的な内容
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発表候補
- ペタコンピューティングプロジェクト(アプリの話)
- GRAPE-DE:天文台
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先端事例(以下より1件程度)
- 富士通報告:富士通のHPCサーバロードマップ
- Grid Computing WG報告
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合同分科会懇談会
□テーマ:「専用アーキテクチャの応用範囲はどこまで広がるのか」
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合同分科会代表報告
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発表候補
- ライフサイエンスから見た次世代スパコン(人材育成を含む)関連
進め方
- 開催回数:年2回
- 開催時期
- 第1回会合: 8月28日(WW)(東京)
- 第2回会合:11月28日(水)(クラウンプラザ神戸)(合同分科会と連続開催)