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開催趣旨


企画委員 : 金澤 正憲(京都大学大型計算機センター)

 本日の趣旨についてお話をしたいと思います。その前に、ここでは、会員も富士通も対等の立場で議論をするわけですから、活発な議論のため、どなたも前の方の席に座って参加していただけたらと思います。

 本日は、今年度の第2回目の会合ですが、第1回目は9月8日に開催させていただきました。第1回目では、VPPといった並列型ベクトル計算機を導入されているユーザから、性能評価や運用経験といった実績についてご報告いただき、さらに富士通からは、スカラ並列機の開発計画、あるいは将来計画というものを報告していただきました。

 本日の第2回目では、それに引き続き、「スカラ並列機の性能評価と運用について」というテーマで開催させていただきます。
 スカラサーバの動向を考えてみますと、今までは大型計算機センターやある特定の研究所に限定し導入されていたように思います。ところが、技術が進んできた現代では、情報処理センターと呼ばれるところにも、たくさんのCPUが搭載されているマシンが導入され運用されつつあるように思います。
 したがって、今回の会合では、そのようなスカラ並列機をどのように上手く使っていくべきなのか、さらには、将来はどのようなスカラ並列機がよいのだろうかということなどを議論してはどうだろうかということで、今回のプログラムを作成しました。
 既に経験をもっておられる会員からは、スカラ並列機の性能や、チューニングの事例、また、どのようなアプリケーションに向いているのかなどの報告をしていただく予定です。また、富士通からは、新製品の紹介ということで、Parallelnaviについてのお話をしていただくことになっています。

 今回のテーマのスカラ並列機は幅広く使われる計算機でありますので、皆さんの色々な立場からのご意見、ご要望をお聞きすることができれば、この会は非常に盛会になるのではないかなと思っております。ぜひ活発な意見を出していただきたく、これで、私の挨拶とかえさせていただきます。(拍手)


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