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Notes:

5.3 ユーザ利用環境

 ユーザ利用環境という観点でも、多様な利用形態をサポートします。

 「SystemWalker/ParallelWORKS」を使用する事により、Webブラウザが使用可能なネットワーク上の任意の端末から、ジョブの投入やファイル操作,状態表示など基本的な作業を行なう事ができます。ベクトル向き大容量高速演算はHPCサーバVPP800/VPP5000シリーズで実行し、スカラ向きのプレ/ポスト処理はスカラサーバで実行するなど、Webブラウザから、同じインタフェースで簡単に、ジョブの操作等を行うことが可能です。

 チューニングやデバッグ作業を行なう場合は、統合開発環境として、ベクトル逐次処理/データ並列処理向けには「VPP Workbench」、MPL(Message Passing Library)での並列処理向けには「Total View」、「MPTools」等が利用可能です。 また、クロスコンパイラとの連携により、各計算サーバの負荷を分散することも可能です。

 さらに、大容量データの入出力処理という観点では、大容量ディスク装置として高速ディスクアレイ装置「Noble」、高速ファイルシステムとして、フレキシブル高速ファイルシステム「FPFS」や分散並列ファイルシステム「DPFS」を利用できます。また、ストレージ管理ソフトウェア「SAM-FS」を導入することにより、大容量データを高速に階層管理することができます。SAM-FSでは一般的なUNIXファイルシステムインタフェースを提供しておりますので、利用者が意識することなしに、大容量データのアーカイビング/ステージングを自動的に行うことが可能です。


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