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(株)富士通静岡エンジニアリング 第2開発統括部 大橋 隆美(写真左) ohs@sz.sel.fujitsu.co.jp 富士通(株)ソフトウェア事業本部 HPCソフトウェア統括部 長田 和久(写真右) osada@open.nm.fujitsu.co.jp |
1.はじめに
近年の研究開発(R&D)分野を取り巻く計算機環境は、多種・多様な計算機をネットワークで接続した分散環境が主流である。そこでは、目的に応じた計算機の利用が一般的となっている。例えば、ベクトル計算専用のCPUサーバ、印刷用のプリントサーバ、 実行結果を可視化する解析サーバ等がネットワークで接続されている。しかしながら、これらの計算機の利用及び運用方法は、各計算機毎に異なった操作性やGUIを持っている。
従って、これらの計算機を利用する一般利用者や運用管理を行うシステム管理者は、個々の計算機に応じた利用・運用方法を習得する必要がある。増加する計算機を考えると、利用者及びシステム管理者の負担を軽減させるために、計算機の「シームレスかつ統一した操作性」が必要となる。
また、最近のPCの増加により、「UNIX中心のR&D分野をPCから気軽に使いたい」という要求もある。特にインターネットの普及に伴い、インターネット環境下での計算機利用という需要も発生している。
このようなR&D分野における計算機環境の変化に的確に対応していくことが、富士通の責務である。
図1 分散環境と統合管理
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