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Gridへ向けてのHPCアプリケーション
** HPCミーティングは、非SS研会員も参加可能です **
 
1.日時2002年10月31日(木) 18:00〜 *オープニングレセプション
2002年11月01日(金) 09:00〜16:00
    合同分科会(10/30-31)と連続開催
 
2.場所新神戸オリエンタルホテル 10階「真珠(2)」
 
3.開催趣旨 Grid技術は、地理的に分散されているコンピュータ、データ、実験施設、可視化施設等をネットワークにより結合することによって、大規模な応用計算の実現、データの共有等を目指すものである。 現在、超高速ネットワークの運用が進められる中、特に異なる種類の計算機、施設等が分散して存在しているネットワーク環境におけるメタコンピューティング技術の確立は、今後HPCアプリケーションにも大きな影響を及ぼすことが予想される。
今回のHPCミーティングでは物質、材料、天文学、生体 等様々な応用分野におけるGridコンピューティング及びGrid基盤技術開発の現状についての講演を中心として、今後のHPCアプリケーションにおけるGridの将来、研究開発課題等について議論する。
 
4.プログラム(敬称略)
08:30〜09:00受付
座長 : 戎崎俊一 (理化学研究所)
09:00〜09:05
開催趣旨説明
蕪木英雄 (日本原子力研究所)
09:05〜09:20
富士通役員挨拶
富士通(株) 執行役 青木隆
09:20〜10:20

講演 50分
QA 10分
招待講演
"Enabling Grid Applications"
Ed Seidel, Albert Einstein Institut, Germany
 
< 紹介文 >
Ed Seidel教授はドイツ マックスプランク研究所のアルバート・アインシュタインセンターにおいて「Numerical Relativity Group」のヘッドをしておられます。 一般相対性理論の方程式を数値的に解く研究で世界的に著名な方です。
今回ご講演を頂く「Cactus」は、重力方程式を解くためにSeidel教授を中心として開発されたグリッド上のPSE(Problem Solving Environment : 問題解決環境)であり、他の分野へも応用も含めて非常に注目されています。
 
www.CactusCode.org
 
講演は英語になります。(通訳なし)
10:20〜10:35休憩
10:35〜11:25

講演 40分
QA 10分
一般報告1
「グリッドの夢と現実」
産業技術総合研究所 グリッド研究センター 関口智嗣
 
このわずか2年足らずで「グリッド」という言葉が予想以上の速度で広まってきた。 ITやインターネットという言葉が担わされた閉塞感を突破する期待が込められているのだろうが、語る人によってそれぞれ思いが大きくずれているのも気になるところである。 特にマスコミでは「遊休PCの活用」と「スーパーコンと高速ネット」という両極端の論調で本来のグリッドが目指しているところが十分に伝わっていないのではないかと懸念されている。 本講演ではグリッドを技術的側面から整理し、何が今実現しているのか、次に実現することが何か、そして本当の夢は何かを述べてみたい。
11:25〜12:15

講演 40分
QA 10分
一般報告2
「天文グリッド 〜データベース天文学に向けて〜」
国立天文台 天文学データ解析計算センター 水本好彦
 
天文学の世界は前世紀後半から急速に発展した。 最近では、すばる望遠鏡のような口径8mクラスの地上望遠鏡やハッブル宇宙望遠鏡によって鮮明な観測データが得られるようになった。 これらの観測データは2年間で倍増という割合で増大している。 しかも、世界中の研究者に公開されるため、世界中に数値データとして蓄積され公開された天文観測データを使えば最先端の研究が出来るようになってきた。 このような研究を効率よく行うための道具として仮想天文台(Virtual Observatory)を世界がこぞって構築しようとしている。 GRIDはこのVOを実現するための基盤となる技術である。 日本でも国立天文台が中心となってJVOの開発を行っている。 本講演では、構築途上のVOの現状を概説する。
12:15〜13:15昼食
座長 : 中村壽 (高度情報科学技術研究機構)
13:15〜14:05

講演 40分
QA 10分
一般報告3
「ナノGridの現状と将来」
九州大学情報基盤センター 青柳睦
14:05〜14:55

講演 40分
QA 10分
一般報告4
「バイオグリッドプロジェクト」
大阪大学 サイバーメディアセンター 下條真司
14:55〜15:15Coffee break
15:15〜15:55

講演 35分
QA 5分
富士通報告
"Grid Computing with Unicore"
Dr. David Snelling, Fujitsu Laboratories of Europe
 
Grid Computing is fast becoming the most flexible mode for accessing computational and data resources. The Grid allows scientists and engineers from both industry and academe to access resources tailored to their needs.
For example, data repositories can sift multi Giga-byte archives for the few hundreds of mega-bytes needed; this data is then sent to the specialist suprecomputer for processing, before returning to the user's home system for visualization. Since 1997 Fujitsu and the Unicore consortium have been developing and deploying just such a Grid, targeted at the scientific and engineering user. A powerful server implementation of the Unicore protocol (developed by Fujitsu Labs Europe) ensures seamless assess to most major computer systems while a highly flexible client provides a user friendly interface.
 
講演は英語になります。(通訳なし)
15:55〜16:00
まとめ
蕪木英雄 (日本原子力研究所)
16:00終了
 
5.その他費用詳細,宿泊手配など
 
6.申し込み受付終了しました。
 

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