教育環境分科会 2010年度活動計画
活動方針
ICTが社会の構造に大きな影響を与えることは改めて言うまでもないが、大学をはじめとする高等教育機関における教育研究活動においても、ICTなくしては一日たりとも通常の活動が維持できなくなっている。20世紀までは大学におけるICTは、これまで“紙”中心で構築された教育研究環境を、如何にしてスムーズにICTに馴染ませるかという視点から導入がすすめられてきたのに対し、21世紀最初の10年はICTを活用することで、どのようにして教育効果をたかめられるかという視点から展開が進んできたとも理解される。また、行政改革や少子高齢化の大きな波が教育機関にも大きな影響をもたらし、社会に対する説明をこれまで以上に求められている。これから始まるであろう大きな波を、高等教育機関におけるICTの運用利活用を企画運用する会員にとって、現状での問題点とその解決法についての情報をまず整理し、その上で次代を担う世代を我が国の高等教育機関で育てるために、“理想的な教育研究環境”について、ICTを中軸に据えた形で“夢”を語る場を提供することを、今年度の活動方針とする。
活動内容
- 第1回会合
□メインテーマ:「今の大学に何が欠けているか−大学におけるコンピュータシステム管理の課題− (仮)」
□具体的な内容
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発表候補
- セキュリティセッション
- 高等教育機関におけるセキュリティ脅威の動向と対策(仮)
- botnet等脅威の最新動向とその対策(仮)
- 著作権セッション
- Creative Commons利用による教材コンテンツの流通動向(仮)
- ライセンス管理セッション
- 討論会 テーマ:Microsoft,Adobe等、ソフトウェアの包括ライセンス契約をしなかった場合のソフト利用調査に応じたときに掛かる経費と包括契約を止めたときに掛かる経費(仮)
- 第2回会合
□メインテーマ:「未来の大学(仮)」
- 合同分科会代表報告
□テーマ:「未来の大学(仮)」
進め方
- 開催回数:年2〜3回
※第3回会合の開催有無については企画会議にて検討予定
- 開催時期
- 第1回会合: 9月 6日(水)(汐留シティセンター)
- 第2回会合:11月25日(水)(ANAクラウンプラザ神戸)(合同分科会と連続開催)