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教育環境分科会 第1回会合 (開催案内)

キャンパスの情報化に支えられた学習環境

※終了しました。

教育環境分科会における新型インフルエンザ対応について
 新型インフルエンザへの対応につきましては下記の通りご連絡いたします。  予めご了承いただけますよう、よろしくお願い申し上げます。    ・体調不良の方は入場をご遠慮いただく場合があります。
   ・今後の感染状況によっては、会合を延期、または中止する場合があります。
                             以上
                          SS研事務局

※SS研,IS研,CS研会員機関の方ならどなたでも参加できます。

印刷用ご案内

1.日時 2009年9月9日(水) 13:15〜19:30 [12:45 受付開始]

2.場所 富士通(株)本社 24階 大会議室  

3.開催趣旨

 情報通信技術(ICT)を活用した教育環境の整備は、教育の実施体制面のみならず、大学の基幹業務面からも、大きな注目を集めており、昨年は教育の”効果”に注目し実施体制面からの議論を行っていまいりました。今年度は、この教育の効果を”環境”として支えるための大学としての組織取組を取り上げ、教育環境としてあるべき姿と、それをどのように実現するのかという、技術的な面のみならず組織運営の面からも議論を深めて行くことを活動方針に掲げさせていただきました。
 本年度第1回の教育環境分科会は、「キャンパスの情報化に支えられた学習環境」と題して、3大学での先駆的な事例をご紹介し、会員の皆さまと議論を深めたいと考えております。
 一般的には「学習環境」という言葉は多様な捉え方ができるかもしれませんが、教育環境分科会では、教育情報基盤システムで提供される様々な教育サービスや教育ツールが中核をなす環境と捉え、それらを活用した教育とその効果について議論すべく第1回会合を企画いたしました。議論・検討の中で、「教育環境としてのあるべき姿」や、その環境を実現するための「大学組織としての取り組み」等について、参加者の皆さまと共有できることを期待しております。今回の会合で紹介させていただく3大学の事例は、それぞれに先駆的な取り組みであり、独自の工夫がなされております。ご講演いただく先生方はいずれも、それぞれの取り組みを中核として、推進されたメンバーであり、取り組みへの深い思い入れと、そこでのご苦労の一部を、参加される皆さんと共有したいと考えております。
 また、取り組みを推進する上で諸々の問題についても、気楽な形で意見交換できる場になればと、分科会に引き続き懇親会を企画させていただいておりますので、こちらにも奮ってご参加ください。   

4.プログラム(敬称略)

          
  12:45〜 受付
13:15〜13:20
開会あいさつ
                      司会:岩田則和(広島大学)

13:20〜14:10

  報告:50分

[1] 情報基盤システムが支えるケータイ世代の学びの場とは?
−学びやすいIT環境づくりへの名古屋工業大学の取り組み−

 名古屋工業大学 情報基盤センター センター長 松尾 啓志

 名古屋工業大学では、2007年4月より、全学システム連携の共通基盤を含む情報基盤システムの運用を開始した。このシステムはICカードPKI認証、個人の属性・権限を統一的に管理する統一DB、シングルサインオンの起点となるポータルシステム、ICカード出席システムなど数十のサブシステムから構成される巨大システムである。
 さらに、学生間のリアル・バーチャル社会でのコミュニケーション、教員との双方向のコミュニケーションの円滑化を目的とし、さらにケータイ世代を意識した様々なアプリケーションを、この基盤システム上に構築した。
 本講演では、システムの開発・運用に加えて、2年間の運用経験に基づく、さまざまな知見についても報告する。

14:10〜15:00

  報告:50分

[2] 学生同士の教えあいを生み出すCUBE西宮の学びの場
 −独創的な授業を提供する甲南大学の取り組み−
          甲南大学マネジメント創造学部 井上 明

 2009年4月に開学した甲南大学マネジメント創造学部(愛称CUBE)では、「自ら学び、共に学ぶ力」「自ら考え行動する力」を養うことを学部の目標としています。この目標を実現するために、PBLを学部カリキュラムの中心に据え、学生同士、および教員と学生との学びの場をより効果的に実現するための校舎、教室、ICT環境を構築しました。
 今回、CUBEの教育を支援する下記のシステムを活用した学びの形を紹介します。

  • 学部専用SNSでの学びのコミュニティ
  • 学びのツールとしてのPC利用(ネットブック必携)
  • Felicaケータイ、ICカードによる個人認証一元化
  • プロジェクト型学習に適した少人数教室
  • AWK(教室のどこにいてもAV機器制御)
  • Wivia(無線プロジェクターによるグループワーク支援)
  • 学内ポータル
  • グループワークも可能なPC教室
 また、これらの環境を活用した教育実践を通じて得られた、教育的効果、可能性、そして課題について報告します。

Keyword : PBL、ケータイ、ポータル、ICカード、グループワーク

15:00〜15:20
休憩
司会:井上 明(甲南大学)

15:20〜16:30

報告:50分
実演:20分
   (予定)

[3] 携帯電話対応コメントカードDBシステムを活用した
            知識創造型ユビキタスな学び
−学生参加型双方向学習環境への滋賀大学GPでの取り組み−
滋賀大学教育学部附属教育実践総合センター 所長 宮田 仁

 受講者が所持している携帯電話(i-mode, Softbank, ez-web)やPDAに対応したコメントカードDBシステムを開発した。大学での多人数講義において、教官が課題テーマの提示や発問をし、受講者が各自の携帯電話からコメントカードシステムの携帯電話サイトに接続し、課題に対する自分の意見や質問を送信できるシステムである。受講者からの意見や質問をテーマやキーワードを元にテキストマイニングで整理し、リアルタイムで大講義室の液晶プロジェクタに映し出すデータベース機能を有している。受講者から携帯電話を通して書き込まれた意見や質問等のコメントを講義者が本システムを活用し、検索・抽出して講義中に取り上げながら、講義を展開していくアプローチを行った。その結果、多人数講義においても、テーマに対する各受講者の活発な意見や質問等の書き込みがあり、ディスカッションが活性化するとともに、授業コミュニケーションの改善が図れた。本取組みは文科省の現代GPに平成18年度〜20年度に採択された。

Keyword: 大学授業改善,携帯電話の教育活用,受講者参加型講義,携帯電話対応Webデータベース,テキストマイニング

16:30〜16:40
休憩

16:40〜17:40

   討論:60分

[4] 総合討論
  

17:40〜17:45
まとめあいさつ
18:00〜19:30
懇親会
  • 会費 \500 (当日受付にてお支払いください)
  • お申し込み時に参加の有無をお知らせください

5.参加費  無料 (懇親会会費:\500)

6.申込み   申し込みは終了しました。

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