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会長挨拶


会長 金澤正憲(京都大学学術情報メディアセンター)

 こんばんわ。

 昨年途中から会長代行ということで、このような場でご挨拶をさせていただいておりましたが、本日の総会で会長に選出されましたので、あらためて、会長挨拶をさせていただきます。また、いつもと同じことを言っていると言 われるかもしれませんが、少しだけお耳をお貸しください。

 SS研は他の学会、あるいはユーザ会とは少し異なり、コンピュータとコンピュータに纏わる状況を良くしたいという方々が集まっている集団だと私は思っています。富士通の方はより良いものを作りたいと思っていらっしゃるでしょうし、我々はより良いものを作り上げる、あるいは、作って欲しいと思っております。そのために、現在の不満足 やこうしたらもっと良いのではないかといった意見を互いに戦わせる場だと思っています。

 さて、最近読んだある雑誌に次のような記事が載っていました。
最近、非常に元気になった企業にはいつくかのタイプがあるが、そのタイプのひとつに「残り福」を取った企業が結構あるそうです。私はあまり詳しくはないのですが、いまから数年以上前、製鉄所の高炉建設の日本での発注がない時代にも、ある鉄鋼機械メーカーはその高炉技術を何とか継承し続けていたそうです。と言っても、ただ単に継承するだけではなく、その技術を磨き続けたとのことです。そして、2,3年ほど前から高炉の需要が戻り始め、その1社が飛びぬけた技術を持ち、いまでは受注残が3〜4年分残っているほ どの状況だそうです。

 このようにSS研もいままでの技術を保つだけでなく、新しい技術に向けて絶えず研鑽できるような集団であって欲しいと思いますし、そのようなメンバーが揃っていると私は思います。是非、皆さまのご協力を得て、そのような活動がやり易くなるようにもっていきたいと思います。どうかご支援のほど、よろしくお願いいたします。

どうも今日はありがとうございました。(拍手) 以上


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