[第27回 議事決議/報告資料TOP] [SS研ホームページ]

中締め挨拶


会計幹事 佐藤一雄(防災科学技術研究所)

 宴たけなわですが、野暮な仕事を引き受けてしまいました。
本来なら今日は京都大学の金澤先生が中締めをする予定だったのですが、急遽、野暮用ができたらしく、私に代役をお願いしたいと頼まれました。今日は私自身の発言と いうよりも金澤先生の愚痴を代わりにこぼしつつ、中締めとしたいと思います。

 最近、会長の挨拶にもございましたように、独立行政法人になりまして、本来なら霞ヶ関が介入しないはずだったのですが、やはりどうも昔からの行政官のクセらし く、相変わらず介入したがるとのことで、今回は原研関西研のついでに京都大学もという不埒な考えのために金澤先生がその犠牲となって、今日来られなくなったという ことです。会員の皆様には大変申しわけないと伝えてということで、そのように住み難い世の中になったということをご報告いたします。我々の時代の人間よりももっと 若い連中に夢を持たせるような施策に役人はまい進するべきでないかと思うのですが、夢を持たせないように、一生懸命夢を潰そうとするのが、いまの霞ヶ関の発想の ようで、どうも負のスパイラルに陥いった独立行政法人という表現が一番適切かなというふうに思っております。なんか夢のない話で大変恐縮なのですが、そのような話 を聞かされると、いろいろな形で私が世話になった大先輩、いまは亡き三好先生を初め、もっと勢いのある人間が昔は大勢いたのです。最近は優等生ばかりですね。富士 通さんもそうだと思うのですが、やはり負のスパイラルに陥る時にそこから立ち上がれないというのは優等生のパターンなのですね。それを見てて、やはりこれからは優 等生じゃない人間に頑張っていただこうということで、そういう人間を代表しまして、これからまい進していきたいと思っております。

 拙い挨拶ではございますが、とりあえずの中締めということで、金澤先生に代わりまして、挨拶にさせていただきました。まだまだ飲み物もございますし、いろいろ歓談 の時間もございますので、とりあえずの中締めとして簡単ですが、ご挨拶に代えさせていただきたいと思います。どうも本日はありがとうございました。(拍手)


[第27回 議事決議/報告資料TOP] [SS研ホームページ]